ウォーターフォールモデルとは、ある一定の流れの通りに開発を行う、開発方法の一つです。
ウォーターフォールモデルの流れは、「要件定義」「基本設計」「詳細設計」「システム実装」「テスト」
という5段階の流れでできており、この段階の工程を順番に進めて行きます。
この方法は基本的に、開発の際に工程を戻してやり直しをしないというのが特徴的で、開発を行う際は入念に計画を練る必要があります。
工程ごとに成果の確認をしますが、用件定義があまりできていないと、
「思っていたのと違う・・・」となってしまう可能性がありますので、要件定義から綿密な計画を練らなければなりません。
この方法のメリットは、開発の上流工程となる要件定義からしっかりとした計画を練る必要があるため、
開発スケジュールの全容が把握できる点にあります。
スケジュールの把握をすることで、開発の為に何をするのかが既に決まっており、
タスクもすでに決まっていて、進歩率の管理やタスクの割り振りを柔軟に行うことができます。
詳細な計画を立てれば、予算や人員など開発のために何が必要かを把握しやすい点も大きいです。
一方で、デメリットもあります。
それは計画に修正が生じ仕様変更をすると全体の予定が狂ってしまうことが起きうるからです。
そのため、途中で利用者の意見が出た場合に、意見に合わせた物を作ることが難しい点もあります。
ウォーターフォールモデルは要件定義からテストまで、一つずつ工程を踏み、開発を行う方法の一つです。
スケジュールの全容を把握し易いメリットがありますが、仕様の変更が生じた際には柔軟に対応できないデメリットがあります。