今回はグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの違いについてご紹介したいと思います。
まずグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスについてご紹介したいと思います。
グローバルIPアドレスとは、インターネット上で通信するために必要な住所のことです。
グローバルIPアドレスは、世界中でユニークなアドレスであり、地域インターネットレジストリ(RIR)、
国別インターネットレジストリ(NIR)、ローカルインターネットレジストリ(LIR)が管理しています。
ローカルIPアドレスとは、ある特定のネットワーク内のみ通信可能なIPアドレスです。
主に構内ネットワーク(LAN)で用いられ、インターネットで直接通信することはできません。
ローカルIPアドレスは、組織内で設置・運用される私的なネットワークでのみ有効なIPアドレスで、
その組織のネットワーク管理者が任意に各機器に割り当てることができます。
以上がグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの説明になります。
続いてグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの類似している点と、異なる点を説明します。
まず類似している点ですが、どちらもIPアドレスということが類似している点として挙げられます。
IPアドレスは簡単に説明すると、インターネットの通信における住所のようなもので、コンピュータを識別するために使います。
次に異なる点ですが、通用する範囲が違いいます。
グローバルIPアドレスは全世界で通用する住所なのに対して、ローカルIPアドレスは同一ネットワーク内でのみ通用する住所です。
グローバルIPアドレスは全世界で一意になる必要があり、自分自身が使用しているIPアドレスを他人は使用することができませんし、
他人が使用しているIPアドレスを自分自身は使うことができません。
ローカルIPアドレスは同じネットワークでは一意になる必要があります。あくまで同一ネットワークで一意になれば良いので、
違うネットワークであれば同じIPアドレスを使っても問題はありません。
以上が、グローバルIPアドレスとローカルIPアドレスの類似している点と異なる点となります。
最初は少しややこしいかもしれませんが、グローバルとローカルのITでの意味がわかってくれば、すぐに判別できると思いますので、
ぜひ今回の投稿を機に覚えていただけると幸いです。
参考文献:
「グローバルIPアドレス」と「ローカルIPアドレス」の違い|「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)
グローバルIPアドレスとは - ITを分かりやすく解説 (medium-company.com)
ローカルIPアドレス(ローカルアドレス / プライベートIPアドレス)とは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words