1.ルーティングプロトコルとは
ネットワーク上の経路選択を行うルータ間の通信に用いられるプロトコル(通信規約)の一つで、
経路情報を交換するためのもの
2.ルーティングプロトコルの種類について
ルーティングプロトコルには主に以下の4種類が御座います。
・RIP
AS内部における経路情報を交換するために用いられるルーティングプロトコルの1つです。
隣接するルーター同士が自らが保有するネットワーク情報を交換しあうことで、
ルーティングテーブルを自動的に作成するために用いられます。
・OSPF
RIPと同じくAS内部のルーティングを対象としたIGPsの一種です。つまり、企業の社内ネットワークにおいてOSPFを利用したルーティングを行います。RIPよりも大規模なネットワークを主な対象としています。
・EIGRP
EIGRPは、RIP、OSPFと同様にIGPsの一種です。つまり、同一の管理組織が管理する自律システム内部のネットワークをルーティングするために利用するルーティングプロトコルです。EIGRPでは、自律システム(Autonomous System : AS)を識別するために、EIGRPの設定時にAS番号を指定します。同じAS番号の設定を行っているEIGRPルータ間でのみルート情報を交換できます。
・BGP
データルーティングを有効にすることでインターネットを機能させるプロトコルです。たとえば、アルゼンチンにオリジンサーバー(配信元サーバー)があるWebサイトを、シンガポールのユーザーが読み込む場合に、BGPはその通信が速く効率的に行われるようにするプロトコルです。
参考文献:
ゼロから学ぶネットワーク入門:50記事で完全解説 | ビズドットオンライン (it-biz.online)
RIPとは?ネットワーク初心者向けにわかりやすく3分で解説 | ビズドットオンライン (it-biz.online)
OSPFとは? 初心者にもわかりやすくOSPFの特徴を解説 (n-study.com)