今回は、Linuxのディストリビューションである「Ubuntu」と「Debian」について違いも含め説明したいと思います。
■Ubuntuとは
UbuntuはLinuxのディストリビューションの一つです。
ディストリビューションはユーザーが使いやすいようにあらかじめ考慮されて構築されたセットのことです。
Ubuntuは特にユーザフレンドりなディストリビューションとして有名です。
「Ubuntu」という言葉は南アフリカのズールー語で「他社への思いやり」を意味しています。
以下の特徴があります。
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・ロードマップが明確
・カノニカル社の支援を受けている
・多数のデスクトップ派生が存在する
・とにかく使いやすい(キーボードでもマウスでも使用可能)
・Ubuntu Japanese Team がローカライズしている
・Ubuntu Server Editionが存在する
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また、オープンソースはボランティア精神のもと成り立っています。
その成果物を商用利用しても何も問題がないので市場で販売できるようになっています。
またこれだけ大規模なコミュニティになっているので、
バックに企業や支援団体などが存在しています。
上述した通り、カノニカル社の支援があります。
技術的な支援や、金銭的な支援もなされています。
後述するDebianと比べると非常に先進的であり、リリース速度も早いです。
半年に一度のペースでリリースが行われており、
このリリース速度は変化の激しいLinux界隈でもなかなかないリーリース速度です。
■Debianとは
上記で説明したUbuntuはこちらのDebianをベースとして派生したディストリビューションです。
しかし、最近ではUbuntuのほうが有名になってきています。
ボランティアグループによって成り立っており、
堅実なつくりをしていることで、国内外問わず有名です。
また、コミュニティ主体のディストリビューションのため、
バージョンアップ頻度やその変化は比較的に緩やかで、
安定したものを選択し堅実な構成を好む傾向にあります。
また、組織の規模も大きく、もっとも組織的なディストリビューションといえます。
■参考文献
「エンジニアの入り口 / 【超ざっくりわかる】DebianとUbuntuの違いを比較しました」
「エンジニアの入り口 / 【3分でわかるシリーズ】Ubuntuとは?」