こんにちは。
今回は、Azure Storageにおいてのストレージアカウントに格納できるデータについて解説します。
ストレージアカウントでは、ストレージアカウントの種類により、
BLOB、ファイル共有、テーブル、キューの4種類のデータのいずれかを格納することができます。
BLOB(Azure Blob Storage)は、Binary Large Object(バイナリ形式の大きなオブジェクト)の略で、
テキストファイルから動画や画像ファイル、アプリケーションに至るまで、あらゆる種類のファイルを格納し、
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)経由でアクセスできるストレージです。
BLOBには以下3つの種類があります。
・ブロック BLOB・・・大量のデータを効率的にアップロードするために最適化されており、
低コストのため、一般的なドキュメントやマルチメディアデータの格納など、多岐にわたり使用されている。
・ページ BLOB・・・ランダムな読み取りと書き込みの操作用に最適化されている。
仮想マシンを構成するOSディスクやデータディスクの格納などに使用されている。
・追加 BLOB・・・追加操作に最適化されているが、既存のデータの更新と削除はサポートされない。
ログファイルや契約書ドキュメントなど、改ざんの脅威から保護したいデータの格納などに使用されている。
ファイル共有は別名、Azure Filesと呼ばれ、ストレージアカウントに共有フォルダを作成し、ファイルサーバーの代わりとして利用できます。
テーブルは別名、Azure Table Storageと呼ばれ、キーと値で構成された簡単なデータを保存します。
キューは別名、Azure Queue Storageと呼ばれ、アプリケーションのデータを一時的に保存する場所である、「メッセージキュー」を提供します。
以上になります。
参考文献:AZ-900 : Microsoft Azure Fundamentals テキスト & 問題集 第2版