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【Linux】シェルの基本操作
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投稿者: mkさん
投稿日:2024/01/19 17:35
更新日:
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分類
資格 / 技術
テクノロジー
全般
キャリア
運用・保守
投稿内容

今回はLinuxにて学習したシェルについてまとめたいと思います。

■シェルとは
 ユーザからコンピュータに指示を出す間で、
通訳をしてくれるプログラムをシェルといいます。
シェルにはいくつもの種類があり、ユーザーは好みに応じてシェルを選択することが可能です。
代表的なシェルをいかに記載します。

 ---
 ・Bourneシェル(sh)
 ・bash(Bourne Again Shell)
 ・Cシェル(csh)
 ・tcsh
 ・Kornシェル(ksh)
 ・Zシェル(zsh)
 ---

BorneシェルはUNIXの標準的なシェルで、これを改良したものがbashといいます。
bashは多くのLinuxディストリビュージョンにおいて標準シェルとなっています。
Cシェルは、C言語に似たスクリプトが利用できるシェルです。
Cシェルを拡張したtcshもあり、LinuxでCシェルとして使われているのはtcshです。
Kornシェルは、Bourneシェルを拡張したものになります。
Kornシェルにbashやtcshの機能を取り入れたzshという高機能シェルも存在します。

■シェルの基本操作
・補完機能
  シェルの補完機能は、コマンドラインでの入力を支援し、入力ミスを軽減します。
 例えば、Linuxprofessional.txtというファイル名を入力したい場合、
 「linuxp」まで入力した状態で「Tabキー」を押すと、残りの部分が自動的に補完されます。

・カーソルの移動
  コマンドラインが長くなると、修正するときにカーソルを行頭に移動させたり、
 行末に移動させたりするのは面倒かと思います。
 そんな時に、「Ctrlキー」を押しながら「Aキー」を押すと、カーソルが行頭に移動します。
 また、「Ctrlキー」を押しながら「Eキー」を押すと、カーソルが行末に移動します。

・コマンドラインの編集
  「Ctrlキー」を押しながら「Dキー」を押すと、カーソル部分の1文字を削除できます。
 また、「Ctrlキー」を押しながら「Hキー」を押すと、カーソルの左側にある1文字を削除できます。
 何らかの不具合で画面が乱れた時などは、「Ctrlキー」を押しながら「Lキー」を押すと、
 いったん画面をクリアしてから、カレント行を再表示します。

・実行制御
  プログラムやコマンドを実行中の時、「Ctrlキー」を押しながら「Cキー」を押すと、
 処理状態を中断させることができます。
 また、「Ctrlキー」を押しながら「Lキー」を押すと、処理を一時停止状態にすることができます。
  「Ctrlキー」を押しながら「Sキー」を押すと、画面ロックしてキー操作を一切受け付けなくなります。
 ロックを解除するには「Ctrlキー」を押しながら「Qキー」を押します。

上記について以下にまとめます。

 ---
 ・[Tabキー]   :コマンドディレクトリ名を補完する
 ・[Ctrl + Aキー]:行の先頭へカーソルを移動する
 ・[Ctrl + Eキー]:行の最後へカーソルを移動する
 ・[Ctrl + Dキー]:カーソル部分を1文字削除する、ログアウトする
 ・[Ctrl + Hキー]:カーソルの左を1文字削除する(Backspaceキーと同じ)
 ・[Ctrl + Lキー]:画面をクリアしてカレント行を再表示する
 ・[Ctrl + Cキー]:処理を中断する
 ・[Ctrl + Sキー]:画面への出力を停止する
 ・[Ctrl + Qキー]:画面への出力を再開する
 ・[Ctrl + Zキー]:処理を一時停止する
 ---

・ディレクトリの指定
  bashでは、ディレクトリを表す特殊記号(メタキャラクタ)を使うことができます。

 ---
 ・[~] :ホームディレクトリ
 ・[.] :カレントディレクトリ
 ・[..] :1つ上のディレクトリ
 ---

  例えば、ユーザーがStudentであり、studentのホームディレクトリは「/home/student」、
 カレントディレクトリが「/home/student/work/lpic」であるとします。
 この時に、それぞれのメタキャラクタが表すディレクトリは以下になります。

 ---
 ・[~]  :/home/student
 ・[.]  :/home/student/work/lpic
 ・[..]  :/home/student/work
 ・[~/tmp]:/home/student/tmp

 ---


■参考文献

・中島能和. "Linux教科書". LPICレベル1 Version5.0対応, 2022, 104-108

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