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【Linux】基礎・「ファイル操作」コマンドまとめ
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投稿者: mkさん
投稿日:2024/01/18 17:22
更新日:
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分類
資格 / 技術
テクノロジー
Unix系サーバ
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、Linuxのファイル操作コマンドについてまとめていきます。

■ファイル操作コマンド一覧
 ---
 ①lsコマンド
 ②cpコマンド
 ③mvコマンド
 ④mkdirコマンド
 ⑤rmコマンド
 ⑥rmdirコマンド
 ⑦touchコマンド
 ⑧fileコマンド
 ---

■それぞれのコマンドについて
①lsコマンド
ディレクトリを指定した場合、そのディレクトリ内のファイルを表示します。
ファイル名を指定したい場合は、そのファイルの属性を表示します。
引数に何も指定しない場合は、カレントディレクトリ内のファイルとサブディレクトリを表示します。

 【書式】
ls [オプション] [ファイルまたはディレクトリ名]

 【オプション】
  •  -a:「.」から始まるファイルも表示
  •  -A:「.」から始まるファイルも表示するが、「.」と「..」は表示しない
  •  -d:ディレクトリ自身の情報を表示する
  •  -F:ファイルの種類も表示する
  •  -i:iノード番号を表示する
  •  -I:ファイルの詳細な情報を表示する
  •  -t:日付順に表示する
  •  -h:単位付きで表示する

②cpコマンド
ファイルやディレクトリをコピーします。

 【書式】
 cp [オプション] コピー元ファイル名 コピー先ファイル名
 cp [オプション] コピー元ファイル名 コピー先ディレクトリ名

 【オプション】
  •  -f:コピー先に同名のファイルがあれば上書きする
  •  -i:コピー先に同名のファイルがあれば上書きするかどうか確認する
  •  -p:コピー元ファイルの属性を保持したままコピーする
       (所有権、所有グループ、アクセス権、タイムスタンプ)
  •  -r:ディレクトリ内を再帰的にコピーする(ディレクトリをコピーする)
  •  -R:〃
  •  -d:シンボリックリンクをシンボリックリンクとしてコピーする
  •  -a:できる限り元ファイルの構成と属性をコピー先でも保持する
       (-dpRと同じ)

※ディレクトリをコピーするには、必ず-r(-R)オプションを付ける。
 →指定されていないとエラーが発生します。
 また、ファイルの属性を保持したまま、コピーするには、-pオプションが必要です。

③mvコマンド
指定した場所にファイルやディレクトリを移動します。
また、ファイル名の変更にも用いられます。

 【書式】
mv [オプション] 移動元ファイルかディレクトリ 移動先ファイルかディレクトリ

 【オプション】
  •  -f:移動先に同名のファイルがあれば上書きする
  •  -i:移動先に同名のファイルがあれば上書きするか確認する

④mkdirコマンド
空のディレクトリを作成します。

 【書式】
mkdir [オプション] ディレクトリ名

 【オプション】
  •  -m:指定したアクセス権でディレクトリを作成する
  •  -p:必要なら親ディレクトリも同時に作成する

⑤rmコマンド
ファイルやディレクトリを削除します。

 【書式】
 rm [オプション] ファイル名

 【オプション】
  •  -f:ユーザーへの確認なしに削除する
  •  -i:削除する前にユーザーに確認する
  •  -r:サブディレクトリも含め、再帰的にディスプレイ全体を削除する
  •  -R:〃

⑥rmdirコマンド
空のディレクトリを削除します。
ディレクトリ内にファイルやサブディレクトリが残っている場合は削除出来ません。
その場合は、前もってディレクトリ内にあるファイルを削除するか、
rm -rfコマンドを実行してサブディレクトリを削除しておきます。

 【書式】
rmdir ディレクトリ名

 【オプション】
  •  -p:複数階層のからディレクトリを削除する

⑦touchコマンド
ファイルのタイムスタンプ(アクセス時刻と修正時刻)を、
現在時刻か、指定した日時に変更します。

 【書式】
 touch [オプション] ファイル名

 【オプション】
  •  -t:タイムスタンプを「[[CC]YY]MMDDhhmm[.SS]」に変更する
       →デフォルトは現在時刻
        CC:西暦の上2桁(省略可)
        YY:西暦の下2桁(省略可)
        MM:月
        DD:日
        hh:時(24時間表記)
        mm:分
        SS:秒(省略可:指定しない場合は「00」)
  •  -a:アクセス時刻だけ変更する
  •  -m:修正時刻だけ変更する

⑧fileコマンド
ファイルの種別を表示します。
例えば、プログラムなどのバイナリファイルをcatコマンドで開くと文字化けを起こしてしまうため、
どんなファイルかわからない場合、fileコマンドで事前に確認ができます。

 【書式】
file ファイル名

■最後に
こちらで紹介したファイル操作のコマンドは、
ファイルやディレクトリをコピー・移動・削除など、
日々のLinux操作に必要不可欠かと思います。
オプション含め自分もしっかりと覚えたいと思います。

■参考文献
・中島能和. "Linux教科書". LPICレベル1 Version5.0対応, 2022, 123-128
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