こんにちは。
今回はAzure 仮想マシンについて解説します。
Azure 仮想マシンは、Azure コンピューティングサービスの1つであり、実際のコンピューターのように動作する仮想のコンピューターです。
Azureデータセンターにある1台の物理サーバー上で複数のユーザーの複数台の仮想マシンを同時に実行できるため、
物理サーバーを効率的に利用でき、料金も安く提供できます。
仮想マシンを実行する物理サーバーのことを仮想化ホストと呼び、
仮想化ホストで実行される仮想マシンを制御するソフトウェアのことをハイパーバイザーと呼びます。
Azureでは、Windows Server用のハイパーバイザーであるHyper-Vの技術が使用されています。
Azureでは、OSの入っていない空の仮想マシンを作成することはできません。必ず、Windows または Linux のOSを含む仮想マシンを作成します。
そのため、仮想マシン作成時、OSのイメージデータを含むテンプレートをコピーして使用します。
テンプレートには、Azureが提供する標準テンプレートやユーザーが自作するカスタムテンプレートなどがあります。
テンプレートをまとめて検索し、利用するためのAzure Marketplaceというサイトが設けられていますので、興味のある方は検索してみてください。
また、Azureでは、仮想マシンは1つのリソースではなく複数のリソースで構成されてます。
理由としては、仮想マシンを削除しても、一部のリソースを使いまわせるようにするためです。
仮想マシンの主なリソースとしては以下のものがあります。
・仮想マシン ・・・仮想マシンそのもののリソースで、他のリソースと関連付けが行われている
・ディスク ・・・ディスクストレージのリソースで、ボリュームごとに用意されており、ボリュームの内容を保持する
・ネットワークインターフェイス(NIC) ・・・NICのリソースで、NICのMACアドレスなどを保持する
・パブリックIPアドレス ・・・パブリックIPアドレスのリソースであり、パブリックIPアドレスを保持する。
以上になります。
参考文献:AZ-900 : Microsoft Azure Fundamentals テキスト & 問題集 第2版