今回は、Linuxについて学習した「lsコマンド」について共有いたします。
■lsコマンドの基本
「lsコマンド」とは「
list segments」の略で、
ファイルやディレクトリの情報を表示するためのコマンドです。
[$ ls]と入力することで現在のディレクトリのファイルやフォルダの一覧表示が可能です。
lsコマンドには多くのオプションが存在するため、
中でも重要なオプションを記載していきたいと思います。
■覚えておきたいコマンドのオプション
①
「-a」オプション:すべて表示
→[$ ls -a]
「-a」は最も使うオプションの一つです。
-aオプションを使うと、ファイル名の先頭にピリオドがあるファイルも表示します。
先頭にピリオドがあるファイルはLinuxのシステムと結びつき、
普段簡単には編集されたくない設定ファイルのようなものも多いです。
それらのファイルすべての表示が可能です。
②
「-l」オプション:ファイルの詳細も表示する
→[$ ls -l]
「-l」もよく使うオプションです。
「l」はlongなフォーマットを意味します。
詳細を表示して横長になる=long と覚えるのがいいと思います。
③
「-r」オプション:逆順で表示する
→[$ ls -lr]
リストを通常の反対の順番で表示が可能です。
④
「-t」オプション:更新時間順に並べる
→[$ ls -lt]
更新時間ごとにファイルを並び替えて表示が可能です。
⑤
「-S」オプション:ファイルサイズ順でソートする
→[$ ls -lS]
ファイルをサイズ順で並べることが可能です。
ファイルサイズが小さい順に並べるには「-r」オプションを追加します。
→[$ ls -lSr]
⑥
「-X」オプション:ファイルを拡張子ごとにまとめる
→[$ ls -Xl]
「-X」コマンドを使うことで拡張子ごとに並べることが可能です。
ファイルを探すときやディレクトリの中身の整理の際などに活用できます。
⑦
「-R」オプション:ディレクトリ内容を再帰的に表示する
→[$ ls -R]
ディレクトリの中も一括で表示が可能です。
⑧
「--full-time」オプション:タイムスタンプの詳細を表示する
→[$ ls --full-time]
「--full-time」オプションを追加することで、
タイムスタンプの詳細を表示することができます。
ファイルなどを作成した時間(秒)まで知りたい際に使用します。
そこまで重要ではないですが覚えておくと何かと役に立つかもしれません。
⑨
「-m」オプション:ファイル名をカンマで区切って表示する
→[$ ls -m]
「-m」オプションは、ファイル名をカンマで区切って表示が可能です。
ファイル一覧をCSVファイルとして書き出したい時などに使えます。
⑩
「-h」オプション:単位を読みやすい形式で表示する
→[$ ls -lh]
「-h」コマンドを使うとファイルサイズの単位を読みやすい形式で表示することが可能です。
⑪
「-k」オプション:キロバイト単位で表示する
→[$ ls -lk]
⑩の「-h」と似たオプションですが、
「-k」は、ファイルサイズをキロバイトで統一して表示することが可能です。
〇
「--help」オプション:ヘルプの表示
→[$ ls --help]
何かやりたいことがある場合、Googleでの検索もいいと思いますが、
「--help」オプションを使うことで早期解決につながるかもしれません。
参考文献:
「エンジニアの入り口 / lsコマンドの使い方と覚えたい15のオプション【Linuxコマンド集】」