こんにちは。
今回はdcdiagコマンドについて解説していきます。
ドメインの正常性を確認する際、
Active Directory の仕組みとしてドメイン全体のドメインコントローラーを対象に診断テストを行い、正常性を確認することが必要となります。
その場合の基本となるコマンドは「dcdiag/e」の組み合わせとなり、必要に応じてオプションを加える形で構成します。
構文は[dcdiag / オプション]となります。
主なオプションの種類としては、以下のものがあります。
・/h ・・・ヘルプ画面を表示する
・/s ・・・<ディレクトリサーバー>をホームサーバーとして使用する
・/n ・・・テストする名前付けコンテキストとして<名前付けコンテキスト>を使用する(Netbios、DNS、またはDNの形式で指定できる)
・/u ・・・バインドにドメイン¥ユーザー名の資格情報を使用する
・/p ・・・パスワードとして<パスワード>を使用する
・/a ・・・全てのサーバーのテストを行う
・/e ・・・エンタープライズ全体の全てのサーバーをテストする
・/q ・・・Quiet: エラー メッセージのみを出力する
・/v ・・・詳細: 追加情報を出力する
・/i ・・・無視: 余分なエラー メッセージのみを出力する
・/c ・・・完全: 既定以外のテストを含む全てのテストを実行する
・/fix ・・・修正: 安全に修正を行う
・/f ・・・全ての出力をファイル<ログ>に個別にリダイレクトする
・/x ・・・<XMLLog.xml> xml 出力を<XMLLog.xml>にリダイレクトする
・/xsl ・・・<xslfile.xsl または xsltfile.xslt>指定したスタイルシートを参照する処理命令を追加する
上記コマンドを実行して、出力結果からエラー内容を確認する流れになりますが、
単純にエラーが出力されていなければ問題がないと判断することもできます。
以上になります。
参考文献:【Active Directory】ドメインコントローラー診断「dcdiag」のテスト内容と確認方法 | TechLog (bizlog.tech)