こんにちは。
今回はGet-ADUserコマンドレットについて解説していきます。
Get-ADUserコマンドレットとは、Active Directoryに作成されたユーザーを参照するためのWindows PowerShellコマンドレットです。
ちなみにコマンドレットとは、PowerShellで利用可能なコマンドのことであり、標準で129種類のものが提供されています。
Active Directoryに作成されたユーザーは「Active Directoryユーザーとコンピューター」管理ツールでも参照できますが、
Get-ADUserコマンドレットでは様々な検索条件を設定し、その条件に合致するユーザーだけを抽出して参照することができます。
また、Get-ADUserコマンドレットで特定のユーザーだけを取り出せば、
その結果に基づいて、パスワードリセットやグループメンバーとしてユーザーを追加するといった操作も簡単にできます。
書式としては、「Get-ADUser[オプション]」となります。
主なオプションの種類は以下のものがあります。
・-Filter ・・・ユーザーを表示するための条件を指定する
・-LDAPFilter ・・・ユーザーを表示するための条件をLDAPクエリで指定する
・-SearchBase ・・・ユーザーを表示するための条件としてOU(組織単位)またはドメインを指定する
・-Identity ・・・表示するユーザーを指定する
・-Property ・・・表示するユーザーの特定の属性情報を表示する
例えば、「Get-ADUser -identity User1 -Properties 」を実行すると、User1の全属性を表示することができます。
以上になります。