DHCPについて調べましたので記載いたします。
☆DHCPとは
パソコンやスマートフォン、タブレットなどのコンピューターに、IPアドレスを自動で割り振る機能、仕組みのこと。
DHCPの機能は、「サーバー」や「ルーター」に備わっている機能。
☆DHCPはなぜ必要か?
・DHCPを使用すると管理工数を減らせる。
・効率的にIPアドレスの管理が可能になります。
IPアドレスの設定は手動で行うことも可能ですが、規模が大きいと1台1台設定するのは困難になります。また変更が生じた際、運用負荷が大きくなりますので、DHCPの使用をお勧めします。
☆DHCPの基本動作
・IPアドレスの割り当て
・IPアドレスの更新
・IPアドレスの回収
・IPアドレスを保持していない時点でのDHCPクライアント動作
DHCPには、「DHCPサーバー」と「DHCPクライアント」の2種類が存在する。
☆DHCPサーバー
パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末にIPアドレスを自動的に割り当てる機能。
☆DHCPクライアント
DHCPサーバーによって割り振られたIPアドレスを受け取る機能。
☆メリット
・IPアドレスが自動的に割り当てられるため、管理が楽になり、人為的ミスを防げる。
・IPアドレスが被ることがないのでユーザー間の衝突を防ぐ。
・IPアドレスの一元管理がしやすくなり、情報資産の管理が楽になる。
☆デメリット
・DHCPサーバーがダウンした場合、ネットワークに接続できなくなる。
・DHCPサーバーを複数台設置する必要が多くなるほど、コストがかかることがある。
・正しい設定と適切な運用をしないと逆にセキュリティリスクが高くなってしまう。
☆DHCPを使う際の注意点
IPアドレスのリース期間には注意が必要
・DHCPサーバーから配布されるIPアドレスには期限があります。期限が長くなるとIPアドレスが被ってしまう可能性があります。
・サーバーやルーターには使用しない
IPアドレスが途中で変わってしまうとルーターやサーバーの運用に影響が出てしまう可能性がある。
・管理における制限
DHCPでは、非TCP/IPプロトコルを利用する各端末・ネットワーク機器の管理を行うことが出来ない。
以上になります。