この記事ではUEFIとは何か、そして何をしているところなのかと言うことを解説します。

結論から言うとUEFIとは、

OSと各装置のファームウェアとの間の橋渡しをして

OSがきちんと起動させるように取り計らう規格

のことです。

これだと何言ってるのかあまりわからないと思うので

平たく言えばBIOSの後継者です。

BIOSは何をしているのかというと、OSと各装置のファームウェアとの間の橋渡しをして

OSがきちんと起動させるように取り計らうプログラムになります。

ファームウェアとは各装置を制御するために必要なソフトウェアのことです。

装置はハードディスクやメモリ、CPUなどPCに必要な装置などがあります。

それら各装置は単体でその機能を全うするためのソフトウェアが備わっているのですが

それ単体ではOSを通して扱うことができないので橋渡しする必要があるわけですね。

下記のような関係です。

 OS

↓↑

  BIOS(UEFI)

 ↓↓

ファームウェア

LinuxOSの起動の順序では最初に起動するものです。

これがBIOSに取って代わってUEFIで取り決められた規格に沿って作られた

プログラムがBIOSの代わりの仕事をしてくれるわけですね。

あくまでUEFIは取り決め、規格のことなのでUEFI自体が実際に橋渡しをしているわけではありありません。

ここは混乱しやすいところですが、BIOS自体は実際に橋渡しをする役に対して

UEFIはこのルールに従って橋渡ししてねっていう指示が詰まった設計書のようなものです。

このUEFIに対応した橋渡し用のプログラムのことをみんなUEFIって言ったりするわけですね。

なのでUEFIに対応したBIOSなんていう表現もしたりします。

ということで、UEFIがなんとなくBIOSの次のやつでなんか取り決めしてるやつ

ってことが分かったので、ここからはBIOSとどう違うのかを見ていきましょう。

UEFIと従来のBIOSと大きく異なる点は、GUIでの操作が可能ということです。

つまりマウスを使ってブートロードを行うディスクの順番や

各装置の動作設定などができるようになるという点ですね。

また、UEFIを使うことによってGPT方式のストレージを扱うことができるようになります。

GPT方式のストレージとは従来のMBR方式と比べて大容量のパーティションサイズを

作成することができる新しめのストレージです。

MBR方式のストレージではパーティション1つ1つのサイズが2Tbyteに制限されていたのに対し、GPT方式のストレージでは2Tbyte以上のサイズを充てることができるようになりました。

理論上は最大 9.4ZB（ゼタバイト）まで格納できるらしいです。

すごいですね。

ゼビバイトは

ギガ→テラ→ペタ→エクサ→ゼタ

の順で大きいのでとてつもなく大きいサイズだということがわかりますね。

UEFIはこれらの大容量のストレージを使ってOSを起動させたり認識することができるようになったわけです。

以上でUEFIの説明は終わりになりますが、上記で説明した大きな違いのほかにも

セキュアなブートや、MBRと違って2段階でOSの起動プログラムを起動する必要なく

一回でブートローダーを読み込みに行けるので早く起動できたりなどがあります。

参考にさせていただいたリンクを書きに記載するので興味のある方はご覧ください。

ありがとうございました。

Ping-t

EFIシステムパーティション - Wikipedia

FATとは｜「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 (i-3-i.info)

Unified Extensible Firmware Interface - Wikipedia

完全解説｜MBR と GPTの違い、それぞれの特徴、確認方法、相互変換方法など (easeus.com)