今回は現場で「フェールオーバー」という単語が気になったのでそれに関連する用語も調べました。
○フェイルオーバー(failover)
稼働中のシステム(現用/稼働)に障害が発生した際に、別のシステム(代替/待機)がその機能を引き継ぎ、処理を
継続する仕組み。情報システムなどで、ネットワークなどの信頼性を高めるためによく使われている。
代替系はすぐに処理を引き継げるよう常に稼働状態であり、現用系の停止を検知すると切り替わって処理を引き継
ぐ。システムのスペックにもよるが、切替は一瞬で行われるため、外部から接続している利用者への影響はほとんど
発生しない。
○スイッチオーバー(switchover)
業務用のシステム、通信回線、ネットワークなどの信頼性を高めるため、同じ機能や構成を持つ二系統を設置し、お
互いに切替できるように二重化が行われることが多い。
現用から、何らかの理由により待機系への切り替えを行い、処理を引き継ぐことをスイッチオーバーという。通常は
管理者の指示や操作によって行われるが、場合によっては条件に沿って自動でスイッチオーバーを行う場合もある。
○スイッチバック(switchback)
スイッチオーバーは稼働系の機器に障害が発生し処理を続行できなくなった場合や、稼働系の機器やメンテナンスや
アップデート、交換、停止などの人為的に切り離す必要がある場合などに行われる。
○フォールバック(fallback)
本来の運用手段ができない場合、一部を制限して使用可能にしたり、別の方法で一部の機能を代替できることがあ
る。そのような場合に、自動的に切り替えて継続する仕組みのことをフォールバックという。
また、通信分野では、相手が新しい通信方式に対応していない場合に旧式の方式に切り替えて通信することや、通信
状況が悪く高速な通信ができないときに、低速な方式に切り替えて通信を続行することなどをフォールバックとい
う。
○フェイルバック(failback)
フェイルオーバーやスイッチオーバーで離脱した系統の問題が解決して稼働が再開され、代替系から処理を戻す動作
のことは「フェイルバック」あるいは「切り戻し」という。
以上になります。
インフラ保守の現場では毎日初めて聞くような単語ばかりで頭がパンクしそうです…