こんにちは。
今回はクラウドサービスを使用するメリットについて記載いたします。
ITシステムをクラウドに構築する場合、オンプレミスにはない様々なメリットがあります。
今回は、Azureなどの一般的なクラウドサービスを使用するメリットを2つ紹介いたします。
1つめは可用性のメリットです。可用性とは、「使いたいときにいつでも使える」ことです。
クラウドは、ハードウェアの二重化により、システムの停止やダウンタイムを防ぐフォールトトレランスを備えたデータセンターで運用されているため、ハードウェアの故障などの障害対応は自動的に行われ、ダウンタイムはほとんどありません。
2つめはスケーラビリティのメリットです。スケーラビリティとは、「負荷の増減に適応する」こと、すなわち負荷が変動しても一定のスループットを維持する能力です。
スケーラビリティを向上させるには、クラウドの「弾力性」が不可欠です。クラウドのデータセンターに膨大な数のサーバーやストレージなどのITリソースを用意しておき、使いたいときに柔軟にITリソースを確保し、不要となったときに解放できることが「弾力性」です。
なお、このように負荷に合わせてITリソースを確保するクラウドの機能を「スケーリング」といいます。
スケーリングには、ITリソースの性能を向上または低下させる垂直スケーリングと、ITリソースの数を増加または減少させる水平スケーリングの2種類があります。
1台のWebサーバーでCPUを追加したり、メモリを増量することは垂直スケーリングの一例です。また、Webサーバーを1台から2台へ増やすことは水平スケーリングの一例です。
以上です。
参考文献:AZ900:Microsoft Azure Fundamentals テキスト & 問題集 第2版