=XLOOKUP(検索値,検索範囲,戻り範囲,[見つからない場合],[一致モード],[検索モード])
新しく追加された関数のため、表現が少し変わっています。
例えばVLOOKUPの検索方法では近似一致(TURE)と完全一致(FALSE)ですが、XLOOKUPの一致モードは完全一致の中で大きい近似値や小さい近似値を表示させるといったことができます。
今回自分がXLOOKUPを紹介したいと思った一番のきっかけは圧倒的使いやすさを実感してもらいたいと思ったからです。
VLOOKUPで設定していた範囲は、検索値や表示させたいセルを含めた広い範囲を設定する必要があります。
そして、検索結果で出したい列の番号を設定します。数え方は一番左の列から何番目か数えます。
例:A~G列を範囲指定し、G列を表示させたい場合は7を指定します。
毎回設定するのがA列からではない場合もありますので、その都度数える必要があります。
しかし、アップデートされたXLOOKUPの場合は、この作業が不要になります。
何故かというと、XLOOKUPで指定する検索範囲は1つの列のみであり、戻り範囲も検索結果として出したい列のみ指定すればよいからです。
違う位置に検索結果があったとしても、その場所を指定するだけでいいので、使いやすさがアップしています。
直観的に操作できるところに私は魅力を感じています。
しかも、検索した数値が存在しなかった時に表示させる文字列を指定することが可能です。
本来、エラーが出たときの文字を返すようにしたい場合、IFERROE関数を使う必要があります。
IFERROR関数はの中に関数を設定し、エラーの場合に表示させたい文字列を指定することで、その文字列を検索結果として返すことができます。
XLOOKUP関数は最初から見つからなかった場合に表示させる文字列を設定する箇所があるため、IFERROR関数を使う必要がないのが良いところでもあります。
今回はXLOOKUP関数について紹介させていただきました。
XLOOKUP関数を使い始めてから、VLOOKUPを使わなくなったほど愛用しています。
複数の関数を絡めなくても、XLOOKUP関数だけで完結できるのが魅力に感じています。
皆さんもぜひ使ってみてください。
※注意:対応しているのがOffice365からであり、Office2019やOffice2016では利用できません。使う際は事前にご確認ください。