基本情報技術者試験にも出てくる「リエントラント」について説明いたします。
リエントラントとはプログラムの性質の一種であり再入可能という意味になります。
まずはプログラムの性質からご説明いたします。
プログラムの性質とはプログラムの構造上で生じる性質のことで、全部で4つあります。
①リロケータブル(再配置可能)
②リユーザブル(再使用可能)
③リエントラント(再入可能)
④リカーシブ(再帰的)
上記4つそれぞれに意味がありますが、今回は③リエントラントについて説明いたします。
「reentrant」と書き、「Re:再度」、「Entrant:参加者」という意味を持っています。
リエントラントとは、複数のプロセスから同時に呼び出されたときに,互いに干渉することなく並行して動作することができることを言います。
分かりやすい例を挙げると、携帯でピクチャインピクチャという機能があります。
動画を見ながら他の作業を1画面でできる機能のことです。
これは動画を見るというプロセスを行いながら他の作業を行うプロセスをリエントラントのおかげで可能にしています。
意外と身近なところに潜んでいるってわけです。
以上になります。
参考
【図解あり】プログラム特性の「リエントラント」についてわかりやすく解説してみた。 | Tech Beginner (tech-begin.com)