障害が収まった後に、手すきのタイミングでLBOについて調べてみました。
ローカルブレイクアウトとは、データセンターを経由せずに拠点のネットワーク回線からアクセスする構成と定義されていました。
この構成を使うことによって、データセンターの混雑を回避してアクセスをすることができるようになるので、レスポンスが早くなるなどの利点があります。
現場ではかなりの人数が務めており、全員が同じサービスにアクセスすることを考えると確かにこの構成を使ってネットワークを構築することで、業務スピードが上がるなと感じました。
しかしながらセキュリティ観点で見ると、データセンターにアクセスしていないということは、データセンターのセキュリティを介さずアクセスすることになるので、リスクが高まる点もあります。
現場で起きた障害にこの知識を合わせると、「キャリア側に問題がないのであれば、ローカルブレイクアウト回線として設定している回線のONUに不具合が起きたため、再起動をして様子を見る」という結論に至ったのではないかと推察しました。現に障害が起きて支障が出たのが、利用していたクラウドサービスに接続ができないという事象であり、社内の共有ファイルサーバには問題なくアクセスできていたため、そのような原因の切り分けをしていたのではないかと後になって分析していました。
今回はローカルブレイクアウトについてと、現場で起きた事例と掛け合わせて説明いたしました。
エンジニアとして業務を進めていくうえで、ネットワーク障害はついて回る問題だと思っています。インフラ専任でなくても知っておくことで、開発系のエンジニアであってもその知識が必要になってくることもあるかもしれないので、どんどん吸収していきたいと思います。
参考URL:LBO(Local Break Out:ローカルブレイクアウト)とは?意味・定義 | ITトレンド用語 | ドコモビジネス | NTTコミュニケーションズ