MiracleJobLogo
エンジニアのエンジニアによるエンジニアのためのサイト
News 07/19 おすすめ情報に 『 【資格取得者速報】 Aさん 「 Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals」 』 を追加しました。
会員登録するとキャリア診断やサイトに参加することができます。
あなたにおすすめな技術情報、資格、仕事などをお知らせします。

無料会員登録


パスワードを忘れた場合
LINEで送る
MiracleJobBanaLeft1
MiracleJobBanaLeft2


Linuxのコマンドを知る(su/sudo)
profile-img
投稿者: Tomoyaさん
投稿日:2023/07/10 11:19
更新日:
like-img
分類
技術
テクノロジー
Unix系サーバ
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回はroot権限を扱えるsuコマンドとsudoコマンドについて紹介します。

root権限とはLinuxにおける管理者権限のことで、この権限を持つことで一般ユーザではできないような作業(ディレクトリやファイルの編集など)を行うことができます。
Linuxには大きく分けて一般ユーザとスーパーユーザ(rootユーザ)の2種類のユーザがあり、スーパーユーザにroot権限があります。

そのroot権限を使用する方法として、今回紹介するsuコマンド、もしくはsudoコマンドを使用する方法があります。

suコマンド
「su」とコマンドを実行すると、rootユーザのパスワードが聞かれます。パスワードを入力するとrootユーザに切り替わり、プロンプトの記号が「$」から「#」に変わります。
rootユーザを抜けて一般ユーザに戻るには、exitコマンドを実行すると、プロンプトの記号が「$」に戻り、一般ユーザに戻ることが確認できます。

sudoコマンド
sudoコマンドは一時的にrootユーザ権限でコマンドを実行するためのコマンドです。
sudoコマンドはsuコマンドとは違い、コマンド実行時のみ、一時的にrootユーザの権限を使うだけなので、コマンド実行後も一般ユーザのままです。

suコマンドと同じように実行時にはパスワードが聞かれますが、こちらは一般ユーザのパスワードを入力します。認証に成功すると、後続のコマンドがroot権限で実行されます。

<基本的な使い方>
 sudo [オプション] コマンド
<主なオプション>
 -n:パスワードを要求するプロンプトを表示しない(パスワードが必要なコマンドはエラーとなり、実行を終了する。)
 -S:端末を使わず、プロンプトを標準エラーに書き出し、パスワードを標準出力から読み込む
 -b:指定したコマンドをバックグラウンドで実行する
 -l:起動ユーザに対し許可(および禁止)されたコマンドの一覧を表示する
 -u:userを設定(user名またはuser IDを入力してコマンドを実行)
 -g:groupを設定(group名またはgroup IDを入力してコマンドを実行)
 -k:保存されている認証情報を無効にする(次回のsudo実行時にはパスワードが必要)
 -K:保存されている認証情報を完全に消去する
 -v:保存されている認証情報を更新する

/etcには、sudoersというファイルがあります。これはsudoコマンド(権限)の設定ファイルです。権限に関する設定のため、一般ユーザにはアクセス権限がなく、suコマンド、もしくはsudoコマンドを使用する必要があります。
/etc/sudoersを編集するにはrootユーザとして「sudo visudo」というコマンドを使用します。
コメント


MiracleJobBanaRight1
MiracleJobBanaRight2
MiracleJobBanaRight3