こんにちは。
先日、「Microsoft無料セッション Microsoft Build Japan」が開催され、そのライブ配信を視聴する機会がありました。
自分は、「Azure AI と Azure Kubernetes Serviceを統合し、インテリジェントなアプリを構築」という講義を視聴いたしました。
内容といたしましては、インテリジェントアプリケーション(Chat GPTなど)をWebサイトなどに組み込み、商品の検索や、利用者からの質問(商品の在庫の有無など)に人員を使わず、対応することができる機能に関しての現在の見解と、今後の展開について、といったものになっておりました。
今回、その講義を視聴する中で、「Azure Kubernetes Service」、略して「AKS」について興味を持ち、
詳細について調べてみましたので、ご紹介いたします。
始めに、そもそも「AKS」とは何か、という点について説明していきます。
「AKS」とは、Azure上で、コンテナをデプロイや管理、スケーリングするためのオープンソフトウェアが利用できるサービスのことを指します。
コンテナとは、依存関係と構成がパッケージ化されたマイクロサービスのことを意味し、デプロイは、アプリケーションをサーバー上に展開・配置できること、スケーリングはシステムの性能・処理能力などを調整できることを意味します。
「AKS」を活用して、システムにかかる負荷や、余分に消費される処理時間を削減することで、効率的なコンテナ運用を進められます。
「AKS」の機能は大きく分けて以下の3点になります。
・サーバーを管理することなくAzure上でコンテナを簡単に実行できる
・Azure DevOpsなどを利用した高速開発が可能
・Azure Active Directoryを利用したセキュリティ機能が利用できる
これらの導入メリットとしては、運用管理の効率化・アプリケーション開発の高速化・セキュリティの強化、などが上げられます。
「AKS」の料金体系につきましては、「仮想マシン」および関連するストレージとネットワークリソースを利用した分だけお金がかかる「従量課金制」となっています。
まとめとしましては、「AKS」を導入することで、アプリケーション開発の高速化が実現でき、運用管理の効率化も期待できます。また、利用料金につきましても、仮想マシンやストレージ、ネットワークを利用した分だけとなるので、費用対効果の高いサービスだといえます。
しかし、デメリットとして、運用上必要なサーバーの台数が多くなることで、ストレージの扱いや、ユーザー管理で苦労したり、学習コストが高くなることなどがあげられるので、運用するならその点も踏まえないといけないなと考えました。
参考文献:AKS(Azure Kubernetes Service)とは?導入メリットや料金をわかりやすく解説 (cloud-for-all.com)