皆さんはWireshark(ワイヤーシャーク)をご存知でしょうか。
パケットキャプチャのツールであり、無料で使用可能です。
パケットキャプチャにより、LAN上に流れているパケットを見える化できます。
※他にtcpdumpなどのCUIソフトなどもありますが、GUIで分かりやすさを重視するならWiresharkがおすすめです。
もう少し具体的に何ができるのか?箇条書きでまとめました
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・ネットワークI/Fからパケットキャプチャが可能
・キャプチャしたパケットをプロトコルや改装などの領域ごとに確認できる(L2/L3など)
・パケットのフィルタリング機能
・CSVやXML、JOSON形式でパケットのエクスポートが可能
・通信のフローが確認できる
・USBやBluetoothなどもパケットキャプチャできる
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NWの構築~検証あたりでも実際にパケットをデバックして、本当に設計通りの仕様にできているか確認したりします。
また障害時の切り分けでも大いに役立ちます。
CCNAを勉強する上で、OSI参照モデルとかTCP/IPモデルとかを覚えることがあると思います。でもあの中のTCPヘッダ、IPパケット、Ethernetフレームの中身って参考書等で見てもイメージがぼんやりとしかしませんよね。
Wiresharkを使うと実際の生パケットを確認できるので、実際の通信の仕組みが理解できて、OSI参照モデルやTCP/IPモデルの中身が本当に理解できるようになると思います。
Wiresharkは最初、パケットの何を見たらいいか分からないと思います。
私は理解するのにめちゃくちゃ時間を要しました(笑)
ただNWの設計・構築とか主にやられている方は当たり前のようにWiresharkを使いこなしていたので、これは避けては通れない道と思い、なんとか使えるレベルにはなりました。おかげで障害時の対応にも多少使えるようになって、これぞNWエンジニアなのかな??と思いました。(全然まだまだですが)
パケットキャプチャを使用して、本格的に通信の仕組みを学びたい方はWiresharkとてもおすすめです.....