NFV (Network  Funvtions Virtualization)について、ざっくりした内容を投稿します。 

【 NFVとは 】

従来のネットワーク機器の機能を汎用サーバー上でソフトウェア(仮想マシン)として提供するフレームワークのこと。

従来のネットワーク機器はスイッチはスイッチ専用のHWで、ルータはルータ専用のHWでと、
各々の機器が物理的に分かれていて、スイッチやルータの機能が使えるわけですよね。

それをNFVでは、1つのハードウェア上(※汎用サーバー)の仮想化基盤(ソフトウェア)で仮想マシンとして動かせます。
イメージとしてはサーバーの仮想化と同じで、NFVはそれをネットワーク機器でもしてる。
※汎用サーバ: 様々な用途に対応することができるサーバーのこと
 逆に、特定の用途(例えばDNSだけとか、)にだけ特化しているサーバーをアプライアンスサーバーという
※ソフトウェア：ハイパーバイザー等のこと

初見では非常にややこしいですが、NFVはフレームワーク(複数の組み合わせ)を指します。

構成は以下のものになります。

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●NFVI(NFV Infrastructure) 

●VNF(Virtual Netowork Function)
●NFV MANO (Management and Orchestration) 
●OSS/BSS (Operation/Business Support System) 

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NFV(フレームワーク)をざっくりした図で示します。

以下の通りです。

参考 : NFV（Network Functions Virtualization）とは (infraexpert.com)

この図だとNFVI(NFV Infrastructure)の範囲は、

x86 Server + 仮想化基盤(Hypervior) + 仮想マシン(VM)を指します。簡単に言うと物理リソースの事です。

またこの図で言う、一番上のルータ、スイッチやらをVNF(Virtual Netowork Function)と言います。

従来のネットワーク機器の機能の部分のみをソフトウェアとして提供している形になります。

ルータ、スイッチの機能ごとにVNFが分かれます。

VNFはNFVI(物理リソース)がないと、成り立たないものです。

※VNFはCNF(Cloud Netowork Function)に代わりつつあるが、今回は説明から省きます 。

少し整理できましたか?

更にNFVのフレームワークを詳しく図で見ていきます。

以下の通りです。

参考 : NFV（Network Functions Virtualization）とは (infraexpert.com)

先ほど説明した部分を、上図に当てはめてもらうとわかるかと思います。

追加でNFV MANOの3つの機能を説明します。

・NFVO（NFV Orchestrator）は、複数のVNFから構成されるサービスの ライフサイクル管理（生成、監視、運用、削除等）を行い、システム全体の運用管理を行う。 

・VNFM（VNF Manager)は、 VNF全体が必要とするリソース要件の管理、VNFのライフサイクルなどの運用管理を行う。 

   ※個々のVFFの管理はEMSでも管理されています

・VIM（Virtualised Infrastructure Manager）は、 物理・仮想リソースの運用管理を行う。

今後、各ベンダーさんのNFV製品やSDN (SD-WANやSD-Access)などとも絡めて投稿したいと思います。

今回は以下を参考にしております。※Ciscoの公式からです

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NFVの概要① : Cisco NFV Infrastructure: Delivering Business Value White Paper

NFVの概要②: ネットワーク機能仮想化（NFV） - Cisco

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