今回はTelnetとSSHの違いについて紹介します。
昨今リモートワークが普及し、オフィスに出社しなくても自宅で仕事をする方が非常に多くなったと思います。昔からもリモートワークを導入している企業はあったかと思いますが、コロナで自宅待機で仕事ができないとなってしまっては会社が止まってしまうため、ここ数年で様々な業界で急速に普及したことでしょう。
リモートワークをする際には自宅の回線から会社のネットワークにアクセスし、ファイルの送受信をしたり、デスクトップに接続して外部のPCから実際にオフィスで操作しているかのように、外部のPCから操作することもできます。
リモート接続するためのアプリケーションもありますが、今回はタイトルにもあるTelnetとSSHについて触れていきます。
TelnetとSSHは、ネットワークを通じて機器を遠隔操作をするためのプロトコルです。同じ働きでもプロトコルが分けられているのには訳があります。
その最大の違いは「安全性」にあります。
Telnetで遠隔操作する際は暗号化されずにやり取りを行いますが、SSHは通信を行う際に暗号化してやり取りを行うので、Telnetより安全と言えるでしょう。SSHは「secure shell」の略称です。
もう一つの違いは、ポート番号が違います。ポートとは、インターネットとの出入口でポート毎に役割が決まっています。Telnetは23番、SSHは22番というのも一つの違いです。
現在はSSHが主流で、Telnetを使うのは特別な理由がない限り使わなくてもよいかと思います。一番の違いとして挙げた安全性という部分では、通信が暗号化されるSSHに軍配が上がります。
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