LPIC-201合格のため勉強中ですがmakeコマンドのターゲット多すぎる問題に直面しましたのでまとめてみました。
・ カーネルをビルドする際の設定に関係するターゲット
make config…設定項目一つ一つについて、順番に対話的に尋ねて設定を行います。
make menuconfig…ターミナル上のGUIで設定を行うことのできるメニュー形式のものです。
make xconfig…X上のGUIで設定をマウスで行えます。X Windowが利用できる環境でのみ使えます。
make oldconfig…既存のカーネルの設定を引き継ぎます。
make cloneconfig…make oldconfigと同様です。
make defconfig…デフォルト状態の設定を引き継ぎます。
make clean…設定ファイルを除いて一時ファイル等を削除
make mrproper…設定ファイルを含めて一時ファイル等を削除
・ ビルド対象に関連した動作を指定するターゲット
make all
カーネルとモジュールをビルドします。makeコマンドで何もターゲットを指定しない場合のデフォルトのターゲットです。
make install
ビルドしたカーネルをインストールします。
make modules
カーネルモジュールをビルドします
make modules_install
カーネルモジュールをインストールします。
make rpm
ビルド後にrpmパッケージ化します。
make rpm-pkg
ソースrpmパッケージを作ります。
make binrpm-pkg
バイナリrpmパッケージを作ります。
make deb-pkg
Debianパッケージを作ります。
ご紹介した以外にもターゲットはあり、またカーネルコンフィギュレーションの際にどういった手順でコマンドとターゲットを入力するか等覚えることがたくさんあり大変です…