クラウドサービスといえばAzure、AWS、GCPの3大クラウドの名前が挙がると思いますが、それぞれの違いについてご存じでしょうか。
恥ずかしながらどの会社が提供しているのか程度しか知らなかったため、今回はこの3者の違いについて簡単にご紹介いたします。
前提としてどのクラウドサービスも物理サーバーやネットワークの準備など初期セットアップが不要、初期費用も不要で従量課金制である等大きな点に違いはございません。
それぞれの強みがどこにあるかという点で企業側がどのサービスを採用するのかを左右します。
まずAWSの特徴はAmazonが運営しクラウドサービスの中で歴史が長くシェアもトップな点です。
200以上の多種多様なサービスを提供し、日本語のサポートも手厚いのがトップの所以かもしれないですね。
次にAzureですが三大サービスの中で最後発ではありますがAWSに次ぐシェアがあります。その要因としてはMicrosoft が運営をしているためWindowsやOfficeとの親和性が良く、既存のオンプレミス環境に存在するActive Directoryとも容易に連携を行うことができるため、大企業がハイブリッドクラウド構成を実現する基盤とし採用することが多いことが大きいのではないでしょうか。
最後にGCPはGoogleが運営しているということで、GmailやYoutube、Google マップなど、Google社の提供するサービスを稼働させる基盤としても利用され、豊富なサービスの運用実績がある点が強みです。またGoogleは検索エンジンでトップシェアの企業でもあり、膨大なビッグデータを高速で処理する技術をGCPでも利用できるため、ビッグデータの解析に向いています。