MiracleJobLogo
エンジニアのエンジニアによるエンジニアのためのサイト
News 07/19 おすすめ情報に 『 【資格取得者速報】 Aさん 「 Microsoft Security, Compliance, and Identity Fundamentals」 』 を追加しました。
会員登録するとキャリア診断やサイトに参加することができます。
あなたにおすすめな技術情報、資格、仕事などをお知らせします。

無料会員登録


パスワードを忘れた場合
LINEで送る
MiracleJobBanaLeft1
MiracleJobBanaLeft2


STPの動作
profile-img
投稿者: D.Aさん
投稿日:2023/04/14 14:10
更新日:2023/04/14 14:58
like-img
分類
技術
テクノロジー
ネットワーク
キャリア
運用・保守
投稿内容

前回はSTPの紹介をしました。

簡単におさらいをすると、スイッチ同士を繋ぎ合わせたループ構成で、データがループするブロードキャストストームを抑えるプロトコルです。


今回はこのSTPがどのようにしてループを抑えるかを紹介します。流れを説明する前に一部必須となる単語から解説していきます。


・ブリッジID

スイッチを識別するID。このIDが一番小さいスイッチがルートブリッジに選出される。


・パスコスト

ルートブリッジにたどり着くまでのコスト。小さければ小さいほど、ルートブリッジまでの距離が近い。


この2つがSTPを紹介する上で必要です。ではここからSTPの動作について紹介します。


1.ルートブリッジの選出を行う

ツリー構成するために中心となるスイッチを決めます。各スイッチからBPDUを送信し、ブリッジIDが一番小さいスイッチをルートブリッジとします。ブリッジIDが一緒の場合、MACアドレスを比較して、小さい方をルートブリッジに選出します。


2.ルートポートの選出を行う

ルートポートとは、ルートブリッジに近いポートです。少し細かく書くと、ルートブリッジにたどり着くルートパスコストが一番小さいポートがルートポートです。ルートポートからBPDUを送信し、かかったパスコストから計算することで、選出を行います。


3.指定ポートの選定を行う

指定ポートとは、各セグメントで一番ルートブリッジに近いポートです。各リンクに必ず指定ポートを1つ選出し、最も小さいパスコストのルートポートを持つスイッチ側のポートを選定します。


4.非指定ポートの選定を行う

ルートポートや指定ポートにも選ばれなかったポートを非指定ポートにします。このポートはブロッキング状態になるので、通信を通しません。そのため、ループすることがなくなり、通常通り通信を行うことができます。


今回はSTPの動きについて紹介しました。次回はSTPのコンバージェンスの流れなどを紹介します。


参考URL

STP - スパニングツリープロトコルの動作 (infraexpert.com)

コメント


MiracleJobBanaRight1
MiracleJobBanaRight2
MiracleJobBanaRight3