通信する際に必ずIPアドレスが必要になります。IPアドレスとは住所のようなもので、送信先を指定するにもIPアドレスは必要ですし、送る際にもIPアドレスが必要になります。このIPアドレスがないと宛先が見つからず、データを送信することができません。

郵便を例にします。まずは郵便を送るのに、ハガキや封筒に送り先の住所と送り元の住所を記載します。そうすることで、郵便屋さんは宛先の住所を確認し、郵便物を届けることができますよね。これがIPアドレスです。宛先が書かれていない封筒は自分に返ってきますよね。それと同じで、宛先が分からないと送信ができないわけです。

IPアドレスの表記の仕方は8ビットずつ区切って2進数で表示されます。2進数は0と1の組み合わせで表現していきます。例えば数字の255を表す場合は「11111111」になります。32を表す場合は「00100000」になります。この8ビットの組み合わせを4組使います。例を挙げると「192.168.0.1」といった表記の仕方になります。これがIPv4です。使える数字は0～255までになるので使えても、43億通りになります。現在では技術が進歩し世界中で通信し続けるといずれIPアドレスが枯渇する可能性があります。そのためにIPv6が作られました。

IPv6は数字0～9に加えて英字A～Fを使う16進数で表します。16ビットの組み合わせを8つ組み合わせたものがIPv6のアドレスとなるため、今までよりもさらに多いIPアドレスを使う事が可能になります。その数なんと43億の4乗です。

今日ではIPv4とIPv6の両方が使われていますが、IPv4とIPv6は互換性がないため、アクセスするWebサイトやルーターが対応していない場合は、アクセスできないため注意が必要です。通信するためにはトンネリングといったIPv6をIPv4に変換して送信するといった技術が必要になります。

IPアドレスを確認する方法としては、コマンドプロンプトを使った方法があります。

1.コマンドプロンプトを起動する。

2.ipconfigと打ってエンターキーを押す。

3.結果を確認する。

以上がIPv4とIPv6の違いになります。ネットワークエンジニアやインフラエンジニアを目指す上での基礎的な内容になります。IPアドレスと聞くと難しく聞こえますが、何かに例えると内容がイメージしやすくなると思います。スイッチやルーターを使ったやりとりも自分は郵便に例えてわかりやすく理解するようにしています。

ぜひ参考にしてみてください！

参考URL

『IPアドレス』とは？わかりやすく仕組みや確認方法、個人特定のリスクなど解説｜KDDI トビラ

IPv6とは？ メリットや接続方法、プロバイダーの選び方を解説｜ICT Digital Column 【公式】NTTPCコミュニケーションズ