今やなくてはならないLANケーブル。これがないとインターネット接続ができません。今では技術が進化し、無線LANを使ってインターネット接続もできるようになりました。昔、PSPや3DSを無線LANを使って、離れた人とゲームで対戦出来た時は驚きと感動がありました。
そんなインターネット接続に必要なLANケーブルですが、カテゴリが存在しIEEE802.3で定められています。この規格は家電量販店でLANケーブルを購入する時に、一度は目にした事があるかと思います。【LANケーブル 5M CAT5】といった感じです。
まずはカテゴリについて紹介します。カテゴリは【CAT5・CAT5e・CAT6・CAT6A・CAT7・CAT7A・CAT8】の7つです。右に行けば行くほど性能が上がります。
ではカテゴリによって何が違うのか。それは、通信速度と伝送帯域の違いになります。通信速度は単語の通り、スピードです。数字が大きいほど通信速度が速く快適になります。伝送帯域は一度に送れるデータ容量の多さの値になります。bpsと表記され、読み方はビットパーセカンドです。この帯域幅が大きければ大きいほど、一度に多くのデータを送ることが可能になります。同じスピードでも、帯域幅が狭いと一度に送るデータが少ないので結果的にデータを送るのに時間がかかってしまいます。
カテゴリの違いについて説明しましたので、次はカテゴリごとの性能差について詳しく記載します。
・CAT5 最大通信速度100Mbps 伝送帯域100MHz
・CAT5e 最大通信速度1Gbps 伝送帯域100MHz
・CAT6 最大通信速度1Gbps 伝送帯域250MHz
・CAT6A 最大通信速度10Gbps 伝送帯域500MHz
・CAT7 最大通信速度10Gbps 伝送帯域600MHz
・CAT7A 最大通信速度10Gbps 伝送帯域1000MHz
・CAT8 最大通信速度40Gbps 伝送帯域2000MHz
同じ通信速度でも、帯域幅が違うと性能が変わります。家庭で使うものであれば、契約している回線によって出せる速度も限度があるので、そのリソースを最大限に活かせるケーブルを選ぶべきです。現在はリモートワークでPCにLANケーブルを繋いでお仕事をさせる方もいますので、速度が遅いと思ったらLANケーブルを見直してみるのもいいかもしれません。
このケーブルの規格を定めているIEEE802.3はこの後数字の後ろにアルファベットがつくのですが、実はこの内容はCCNAの出題範囲です。もしCCNAを受験するのであれば暗記が必要ですので、ぜひ覚えてみてください。
参考サイト
LANケーブルのカテゴリ見分け方|サンワサプライ株式会社 (sanwa.co.jp)