前回の投稿でrootではmakepkgコマンドを実行できないので先にユーザーを作成しておいた方が良いということを書きました。
そのユーザー作成でこけた部分があったので書き残しておこうと思います。
一般ユーザーを作成した方が良いということを知った私は早速
# usradd hoge
でユーザーを作成したわけですが、ただ作成するだけではホームディレクトリが割り当てられません。
本来なら
# mkdir /home/hoge
# usradd -d /home/hoge hoge
とするか
# usradd -m /home/hoge hoge
とするところでしょうが、生憎すっかり忘れていました。
ただ忘れた場合でも後からグループを変更することが出来るので問題はありません。
# mkdir /home/hoge
# usrmod -d /home/hoge hoge
さあこれでOK!ではありません。まだ失念していることがありますね。
作成した/home/hogeを見てみると、所有者も所有グループもrootになっています。デフォルトのパーミッションは644だったはずですが、
つまりこのままだと自分に割り当てられたホームディレクトリのはずなのにファイルを書き込みできないという状態になります。
当然makepkgはできませんし、何なら前段階のgit cloneも不可能です。
そのためホームディレクトリとして割り当てるつもりのディレクトリの所有者はちゃんと変更しておきましょう。
# chown ユーザー名:グループ名 /home/hoge
# chown ユーザー名.グループ名 /home/hoge
ユーザーのパスワード設定もお忘れなく。
$ passwd
# passwd hoge
余談ですが、一般ユーザーでsudoを使いたい場合の手順です。
1:# visudo
2:## Allows people in group wheel to run all commands
# %wheel ALL=(ALL) ALL
をコメントアウトする
3:# usrmod -G wheel hoge
コマンドでwheelグループにユーザーを追加する