ChatGPTとITインフラ① (miraclejob.com)
その①の続きです。
■ Robustaとは
Robusta は Kubernetes のモニタリングツールです。Kubernetes で管理運用しているコンテナにアラートが発見された場合、Robusta が自動的にアラートを解析・分類し、会社の Slack に送付される仕組みです。
Kubernetes で収集したすべてのアラートのカテゴリー分けやクラスター発生の時系列、ログやグラフなどの詳細なデータ付きアラートなどを表示してくれるので、視覚的にわかりやすく問題解決に臨むことができます。
Robusta はオープンソースソフトウェアです。
その Robusta と ChatGPT を組み合わせたのが「Kubernetes ChatGPT Bot」です。
■ Kubernetes ChatGPT Bot の仕様
Kubernetes ChatGPT Bot を導入すると、アラートの詳細確認画面に「Ask ChatGPT」というボタンが追加されます。
ボタンを押すと、ChatGPT がアラート名を参照しいくつかの対応策を提示してくれます。
現在は「How to solve アラート名 on Kubernetes?」を ChatGPT に送信しているだけであり、回答にはいくつか関連性がないものも含まれていることから、今後は具体的なワードを組み合わせた質問をすることで、精度の高い解決策が提示されるであろうとしています。
データに関するアラートは、問題が起こっている箇所は特定できても、なぜ問題が起こっているかは教えてくれません。
文字の打ち間違いから別プログラムからの影響まで、問題の特定と解決に時間をかけないことが優秀なセキュリティエンジニアだと感じました。
そこで、少しでも可能性を提示してくれる ChatGPT があれば、早急な問題解決に臨めるかもしれませんね。
ChatGPT と ITインフラの今後の可能性に期待しています。
参考:
ChatGPTにKubernetesのアラート対応を教えてもらえる 監視ツールとAIをつなげる「Kubernetes ChatGPT Bot」登場 - ITmedia NEWS