IT業界は専門用語にあふれていると感じています。
"イーサネット"、"VDI"、"ドメイン"など...、知っているようで知らない用語を目にすることが多いと思います。
私は何となく知識しかなく、現場の会議に参加しても用語への理解が低く、最初は話し合いに参加できない時もありました。
そこで、ITインフラ業界で使われる用語をいくつかご紹介いたします。
1. VDI (Virtual Desktop Infrastructure)
仮想デスクトップのことです。Amazon Workspaces や Citrix、Azure など、物理ではなくインターネット上で展開されるデスクトップのことを指します。
メリットは、①ネット上に展開しているため災害などの影響を受けにくい ②高スペックなPCを扱うことができる ③違うOSでも同じ仮想デスクトップOSでアプリを使用することができる の3点です。
デメリットは、①セキュリティ要件は、サービス提供元(AmazonやMicrosoftなど)に依存する ②要求するサービスによって金額も異なるためコスパが悪くなることがある ③高スペックを求めると金額が高くなる の3点です。
2. RDS (Remote Desktop Services)
リモートデスクトップサービスの略で、Windows Server上にデスクトップ環境を構築することで、利用者は経由で仮想デスクトップにアクセスすることができます。
VDIとの大きな違いは利用方法にあり、VDIが利用者ごとに個別にVMを構築するのに対して、RDSはOS上に構築されたVMを全利用者で利用する形になるので、導入コストが低くなります。その代わり、利用者ごとのアクセス権限の変更などのフレキシブルな操作はVDIに劣ります。
参考: