マルウェア(Malware)とは、英語の malicious(意味:悪意のある)と software(ソフトウェア)があわさった造語であり、
コンピューターウイルスやワーム、トロイの木馬、スパイウェアなど悪意のあるソフトウェアを指す言葉です。
マルウェアの脅威も年々高まっています。
テレワークでの業務が増えてきた今だからこそ、不審なファイルは開かないように意識することを心がけましょう。
代表的なマルウェアをいくつかご紹介します。
・コンピューターウイルス
コンピューターに感染すると、内部プログラムの一部を書き換えて自己増殖していくマルウェアです。
マルウェアと同じ意味として使われることもあります。
・ワーム
コンピューターウイルスと形態は一緒ですが、単独で存在することも可能なマルウェアです。
例:Emotet(2014年)WannaCry(2017年)
どちらもランサムウェアの一種で、PCが感染するとファイルを暗号化して使えないようにし、元に戻すために身代金を要求するウイルスです。
・トロイの木馬
見た目は画像やデータファイル、アプリ等を装い、ファイルを実行するとそのコンピューターの内部へと侵入し、外部からの命令をうけてデバイスを操るマルウェアです。
例:パソコン遠隔操作事件(2012年)
犯人によって複数の無関係な人たちのPCへフリーソフトと共にインストールさせ、遠隔操作によって被害者のPCから犯罪予告を発信し、誤認逮捕をさせた事件です。
・スパイウェア
気付いていないうちにインストールされ、個人情報やアクセス履歴などを収集するマルウェアです。
例:Exodus(2019年)
Android向けの強力なスパイウェアで、感染するとデバイスをほぼ乗っ取られてしまいます。連絡先・写真・ビデオなどへのアクセスや盗聴などが行われていました。
参考:
マルウェアとは?ウイルスとの違いは? | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま