Excelの関数について勉強する中で、MOD関数とINT関数について興味を持ちました。
今回はこの二つの関数についてご紹介させていただきます。
MOD関数(モッド・モデュラス)
説明:数値を除数で割ったときの余りを算出します。
使い方:=MOD(数値, 除数)となります。数値は「分子」、除数は「分母」を示しています。
INT関数(イント・インテンジャー)
説明:小数点以下に求められた数値を整数に切り捨てするための関数です。
使い方:=INT(数値)
MOD関数について調べていくと、以下のことを新たに知ることが出来ました。
数値、除数ともにプラスの場合は使い方に沿って余りを計算することが出来ます。
ただ、どちらかがマイナスの時、例えば数値が13で除数が-3の場合、MOD関数を用いて値を出すと-2になってしまいます。ですがこの結果はエラーではなく、MOD関数にはINT関数も働きかけているのです。
この理解は少し難しいようなので、以下のポイントを押さえようと思いました。
1つ目:13÷3は、4.1…となります。この時、どちらかにマイナスが付いていると、−4.1…となりますが、INT関数により「ゼロから離れた値」へと変換されます。つまり、余りの部分は、(−)1ではなく(−)2になるわけです。
2つ目:最終的なMOD関数の結果は「除数の符号」に対応します。
数値がマイナスの場合、符号は除数と同じ「+」になります。
除数がマイナスの場合、符号は除数と同じ「−」になります。
この2つのポイントをおさえることが出来れば、マイナスの符号があっても困惑することなくMOD関数を使えるようになります。是非この機会に確認してみてください。
参考:MOD関数とは?読み方や使い方などを一挙解説! | 私のキャリチェン (agentgate.jp)
INT関数とは?小数点以下の数値を整数に切り捨てする関数 | 私のキャリチェン (agentgate.jp)
Excelで割り算の「余り」を求めるMOD関数の使い方 | UX MILK