SQLは、データベースを管理するための言語です。
システム開発だけでなく、私たちの生活とデータベースは引き離せないものとなっており、様々な分野で運用されています。
データベースとは、情報が管理しやすいように整理されたデータ群です。
検索や蓄積が出来るよう設計されており、データ配置を規定する考え方をデータモデルといいます。
主要なデータモデルのひとつに、『関係モデル(リレーショナルデータモデル)』があります。
『関係モデル』により設計されたデータベースを、関係データベース(リレーショナルデータベース)、略して『RDB』と呼びます。
データベースは商品情報の管理や、サービス利用者の情報管理など、多くの分野や状況で利用されています。
SQLとは『Structured Query Language』の略で、リレーショナルデータベース(RDB)のデータを操作するためのコンピュータ言語のひとつです。
データベースへ指示を出す言語は『SQL文』と呼ばれ、命令文を組み合わせて処理を実施し、対話型の操作で大量のデータを効率よく操作出来ます。
SQLでは、以下のような処理ができます。
・データの条件検索
・データの取得・登録・更新・削除
・テーブルの作成・削除・変更
※テーブル・・・データを格納する表のこと
膨大な量のデータがRDBによって整理されており、そのためこれらの処理も効率よく実施することが可能です。
SQL文の命令文は、DDL・DML・DCLの3種類で構成されています。
代表的な命令をご紹介します。
◆DDL(データベースの定義や作成に関わる言語)
CREATE:データベースやテーブルの作成
DROP:データベースやテーブルの削除
ALTER:データベースやテーブルの変更
JOIN:テーブルの結合
TRUNCATE:テーブルのデータを削除
◆DML(データの取得・登録・更新・削除等のデータ操作に関わる言語)
SELECT:データ取得
UPDATE:データ更新
DELETE:データ削除
INSERT:データ挿入
◆DCL(主にトランザクションの制御やデータベースへのアクセス制御するためのコマンド)
BEGIN:トランザクション開始
COMMIT:実行した処理の確定
ROLLBACK:データの戻し
GRANT:ユーザ権限付与
REVOKE:ユーザ権限剥奪
以上となります。
今回はデータベース言語の基礎知識として、SQLをご紹介いたしました。
SQLでは、様々な命令を組み合わせることによって、データベース作成における可能性は無限大です。
また、SQL文は、「Oracle Database」「Microsoft SQL Server」「My SQL」などでもほぼ同じように利用できます。
今回は、大量のデータを扱える、SQLのスキル取得の重要さを実感致しました。
是非実際に使って、SQLに触れ、勉強し続けていきたいと思います。
■参考:https://udemy.benesse.co.jp/development/system/intro-sql.html