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Linux mvコマンド
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投稿者: fujioka090...さん
投稿日:2021/12/01 11:48
更新日:2021/12/01 11:50
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分類
技術
テクノロジー
Unix系サーバ
キャリア
運用・保守
投稿内容

今回はLinuxコマンドのmvについて、その仕様と使う際の注意点を説明します。


まず、mvコマンドはLinux上のファイル・ディレクトリ移動及びファイル名・ディレクトリ名の変更を行うコマンドです。

書式としては下記になります。

        mv [オプション] 移動元ファイルかディレクトリ 移動先ファイルかディレクトリ


mvコマンドの主なオプションは下記になります。

    -f     移動先に同名ファイルがあっても強制的に上書きする
    -i     移動先に同名ファイルがあれば上書き前に確認する
    -n    移動先に同名ファイルがあれば上書きしない


mvコマンドを使用する際の注意したいのが、オプションを何も指定していない状態だと、

同名ファイルがあった場合に確認無しで上書きされるという点です。

LinuxOSを使用したサーバー監視業務では、一定時間毎に複数のアラーム履歴ファイルをmvコマンドで指定フォルダへ移動させることがあります。

しかし、指定先フォルダが無い場合に履歴ファイルを正しく移動できない場合があります。


例えば下記の4つのコマンドを実行した際、TEAM_Bというフォルダがまだ作成されていなかったとします。

mv alarm_export_1_20211130.csv /msi/alarm/20211130/TEAM_B

mv alarm_export_2_20211130.csv /msi/alarm/20211130/TEAM_B

mv alarm_export_3_20211130.csv /msi/alarm/20211130/TEAM_B

mv alarm_export_4_20211130.csv /msi/alarm/20211130/TEAM_B


その場合、全ての履歴ファイルがTEAM_Bというファイル名に変えられて上書きされていき、

最後に移動した「alarm_export_4_20211130.csv」の内容しか残らなくなります。

重要なファイルが上書きされて消えてしまっては取り返しがつかないので、初めて使用する際は十分注意が必要です。

初歩的なことではあるのですが、ファイル移動を行う際はlsコマンド等で指定先のフォルダがきちんと作られているか確認したり、

-iオプションをつけたりするといったことを心掛けてmvコマンドを使用しましょう。


◆参考したHPや書籍

    ・https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1606/13/news024.html

    ・Linux教科書 LPICレベル1

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