今回はスワップ領域についてご紹介します。
スワップ領域とは、RAM(物理メモリ)に収まらなかった情報を一時的に格納するための通常ハードディスク上に作成する領域です。
Linuxにおいては、パーティション作成時にスワップ領域を確保します。
スワップ領域はアクセス速度が遅く、また多用するとシステム自体の処理性能も落ちるためあてにしないようにしましょう。
スワップ領域関連のコマンドは以下のものがあります。
【mkswap】
スワップ領域を作成するコマンド
【swapon】
スワップ領域を有効にするコマンド
【swapoff】
スワップ領域を無効にするコマンド
【free】
実メモリとスワップ領域の使用量と空き容量を表示するコマンド
Red Hat Enterprise Linux 8でのスワップ領域の推奨値は以下になります。
RAMが2GB未満の場合:RAMの2倍
RAMが2GB~8GBの場合:RAMと同量
RAMが8GB~64GBの場合:4GBからRAMの0.5倍
RAMが64GB以上:少なくとも4GB