今回はL10NとI18Nについてご紹介します。
L10Nはlocalizationのことで、地域化を指します。
地域化とは言語や時刻、通貨の単位などを様々な国や地域に対応させることです。
また、I18Nはinternationalizationのことで、国際化を指します。
地域化と少し似ていますが、こちらは仕様を汎用化させることです。
言語や地域の設定はロケールといいます。
システムのロケール設定ファイルは「etc/sysconfig/i18n」です。
ロケールは以下のカテゴリに分かれています。
LANG - 言語
LC_CTYPE - 文字の種類
LC_MESSAGES - メッセージの言語
LC_TIME - 日付や時刻
LC_NUMERIC - 数値
LC_MONETARY - 通貨
LC_NAME - 名前
LC_TELEPHONE - 電話
LC_ADDRESS - 住所
LC_ALL - ロケールの環境変数全て
localeコマンドで現在のロケール設定の確認、使用可能なロケールの表示ができます。
また、centos7から使用できるlocalectlコマンドは現在のロケール設定の確認、使用可能なロケールの表示に加えてロケールの変更もできます。