今回はheadコマンドとtailコマンドについてご紹介します。
headコマンドはテキストファイルの先頭の内容を表示するコマンドで、
tailコマンドはテキストファイルの末尾の内容を表示するコマンドです。
テキストファイルはcatなどのコマンドで閲覧することが可能ですが、テキストファイルの容量が大きい場合catコマンドでの閲覧は非効率なこともあります。
そんなときに、headコマンドやtailコマンドで指定した部分のみを表示させることができます。
headコマンドとtailコマンドは、オプションを付加しない場合は先頭または末尾の10行が表示されます。
以下がheadコマンドの主なオプションです。
-c : 先頭から指定したバイト数を表示する
-n : 先頭から指定した行数を表示する
以下がtailコマンドの主なオプションです。
-c : 末尾から指定したバイト数を表示する
-n : 末尾から指定した行数を表示する
-f : 内容が追加された場合表示する
ログファイルをリアルタイムで監視する場合などにtail -fはとても便利です。
headコマンドとtailコマンドはパイプを用いて他のコマンド等と併用することも可能です。