今回はライブラリについてご紹介します。
ライブラリとは、汎用性の高いプログラムを他のプログラムからも利用できるように
まとめたものです。
ライブラリ単体で実行するのではなく、プログラムに読み込む形でライブラリの機能
を利用します。
ライブラリには以下の2種類があります。
□静的ライブラリ
プログラム作成時に実行ファイル内に組み込まれたライブラリ
□共有ライブラリ
プログラム実行時にロードされ、複数のプログラムで利用できるライブラリ
プログラムからライブラリの機能を呼び出すことをリンクといいます。
リンクには以下の2種類があります。
・ダイナミックリンク
プログラム実行時にライブラリの機能を呼び出す方法
・スタティックリンク
プログラム作成時にライブラリの機能を予めプログラム本体に組み込む方法
ダイナミックリンクでは静的ライブラリが組み込まれ、スタティックリンクでは共有
ライブラリが組み込まれます。
共有ライブラリを利用する際には、共有ライブラリの場所を以下の順序で検索します。
1.環境変数LD_LIBRARY_PATHを実行
2.「/etc/ld.so.cache」ファイルを確認
「/etc/ld.so.cache」ファイルはバイナリファイルで、ldconfigコマンドで作成します。
またldconfigコマンドで共有ライブラリの検索パスが記述されている
「/etc/ld.so.conf」ファイルを参照し、「/etc/ld.so.cache」ファイルを更新します。
3.「/lib」と「/usr/lib」ディレクトリを確認