イーサネット(LANケーブル)の種類
イーサネット(Ethernet)で使用されるケーブルでは、
・銅線を使ったもの
・光ファイバーケーブル(光ファイバーを使ったもの)
があります。
銅線ケーブル
銅線を使ったケーブルはSTP(Shielded Twisted Pair)ケーブルとUTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブルに分かれます。
銅線ケーブルは電気信号で通信を実現します。
外部からのノイズ対策用シールドが入っているかの違いに分けられています。
ストレートケーブルとクロスケーブル
UTPケーブルには「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」があります。
ケーブル内で銅線が途中で交差するかしないかの違いで、両端を結びます。
グループ内のデバイス同士ではクロスケーブルを使用し、異なるグループのデバイス同士ではストレートケーブルを使用します。
LAN接続で、どちらを使用するかは、ケーブルを接続する機器の組み合わせで決まります。
ストレートケーブルの場合は、
PCーハブ、PCールータ、PCースイッチ、などがあります。
クロスケーブルの場合は、
ハブーハブ、スイッチースイッチ、PCーPC、などがあります。
光ファイバーケーブル
光ファイバーは「コア」と「クラッド」の2層構造になっています。
光ファイバーを通るデータを光信号と呼びます。
この光信号はコアを通ります。
そしてコアから光信号が漏れないように、コアはクラッドに覆われています。
このコアとクラッドは石英ガラスやプラスチックで作られています。
光ファイバーケーブルの種類
光ファイバーケーブルはSMF(Single Mode Fiber)とMMF(Multi Mode Fiber)の2種類に分けられます。
・SMF:シングルモード
単一の伝搬モード(光の通り道)を提供するケーブルです。分散しにくいため長距離伝送に向いています。
・MMF:マルチモード
複数の伝搬モード(光の通り道)を提供するケーブルです。分散しやすいため、長距離伝送に向いていません。
参考
https://www.infraexpert.com/study/ethernet3.html