今回はプライベートIPアドレスについて紹介します。
IPアドレスは、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスに分かれています。
IPv4のIPアドレスでは約43億個のIPアドレスを割り当てることが可能ですが、
IPアドレスは世界中で一意でなければならないため、インターネットの発展に伴いIPアドレスの枯渇が問題になりました。
そこで、全ての機器に一意のIPアドレスを割り当てなくていいように、家庭や会社などのプライベートネットワーク内でのみ使われるプライベートIPアドレスの仕組みが誕生しました。
クラスA:10.0.0.0~10.255.255.255
クラスB:172.16.0.0~172.31.255.255
クラスC:192.168.0.0~192.168.255.255
一番使われることが多いのがクラスCのアドレスです。
このプライベートIPアドレスは、プライベートネットワーク内の機器に付与されます。
プライベートネットワーク内の機器同士では通信が可能ですが、インターネットと直接通信することはできません。
(逆に言えばインターネットとは切り離されているため、セキュリティリスクが低く安心して利用することができます。)
インターネットにアクセスする際には
NAT( プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを1対1で対応づける)
や
NAPT(複数のプライベートIPアドレスに1つのグローバルIPアドレスを対応づける)
を使用してプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換します。
参照資料