前回投稿ではファイル管理に使うコマンド紹介の第6弾としてディレクトリを圧縮・解凍できるコマンドを取り上げました。今回は第7弾としてファイル・ディレクトリの所有者や所有グループを変更するコマンドについて紹介します。
□ファイル・ディレクトリの所有者の変更
ファイル・ディレクトリの所有者を変更する場合は、chownコマンドを使います。「chown 所有者名 所有者を変更したいファイル・ディレクトリ」のように記述します。上の例では、カレントディレクトリにあるtest.txtの所有者をuser01に変更しています。
□chownコマンドのオプション一覧
-c 変更があったとき、メッセージを表示する。
-v コマンドの実行状況を表示する。
-f エラーメッセージを表示しない。
-h シンボリックリンク自体の所有者を変更する。
-R ディレクトリ内の所有者も変更する。
引用:https://eng-entrance.com/linux-command-chown
□ファイル・ディレクトリの所有グループの変更
ファイル・ディレクトリの所有グループを変更する場合は、chgrpコマンドを使います。「chgrp 所有グループ名 所有グループを変更したいファイル・ディレクトリ」のように記述します。上の例では、カレントディレクトリにあるtest.txtの所有グループをtestgroupに変更しています。
□chgrpコマンドのオプション一覧
-c 変更があったとき、メッセージを表示する。
-v コマンドの実行状況を表示する。
-f エラーメッセージを表示しない。
-h シンボリックリンク自体のグループを変更する。
-R ディレクトリ内のグループも変更する。