Linux環境においても、ユーザーのパスワードは適切に管理する必要があります。
	
ユーザーのパスワードを設定するコマンドには
passwd
usermod
がありますが、今回はこれらとセットで使いたいコマンド
chage
を紹介します。
	
	
chage(CHange password AGE)…パスワードの有効期限を設定するコマンド
	
chageコマンドを設定すると、定期的にパスワードを変更するようユーザーに促したり、
パスワードの有効期限があと何日で切れるかをユーザーにお知らせしてくれたりするのでとても便利です。
	
書式:chage [オプション] ユーザー名
	
[-l] パスワードの有効期限を表示
[-m] パスワードを変更できるようになるまでの日数を指定
[-M] パスワードが有効な最長日数を指定
[-I] パスワードの有効期限が切れた後、アカウントがロックされるまでの日数を指定
[-W] パスワードの有効期限が切れる前に警告を何日前から表示するかを指定
[-E] ユーザーアカウントの有効期限をYYYY-MM-DD形式で指定
	
	
	
Linuxはデフォルトではパスワードに有効期限はありませんが、セキュリティリスクを低減するためにも、ぜひchageコマンドを活用して定期的にパスワードを変更しましょう!
	
	
	
参照資料