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論理ボリューム管理:Linux(LVM)
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/09/10 13:48
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
Unix系サーバ
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、論理ボリューム管理(LVM)についてご紹介していきます。

論理ボリューム管理(LVM)とは、物理ボリューム上にパーティションを作成するのではなく、ボリュームグループという仮想ディスクを作成し、その上に仮想的なパーティションを作成する仕組みです。CentOSでは、自動パーティションでインストールを行うとLVMでパーティションが構成されます。

LVMを使用するメリットとしては、
1.物理ボリューム容量以上のパーティションの拡張が可能
2.個々のパーティションの拡張・縮小が可能で柔軟性が高い
などがあります。

【LVMの構成要素】
 ・物理ボリューム(Physical Volume)
  物理ボリュームとは、物理的な記憶媒体のことを指しています。基本的には1つのディスクに対して、1つのパーティションとされますが、一部分をLVM用のパーティションとして確保し、1つの物理ボリュームとして、扱うこともできます。また、1つのディスクを複数に分割して、複数の物理ボリュームを作成することもできます。
 「pvcreate」コマンドで物理ボリュームの作成します。
 
 ・ボリュームグループ(volume group)
  物理ボリュームをグループ化したものを指します。PEと呼ばれる記憶領域の集まりとして管理されており、PEの大きさのデフォルトは、4MBとなっています。1つのボリュームグループで最大65,536個のPEを持つことができ、デフォルトの4MBでボリュームグループを作成した場合、最大で256GBまで作成できます。
 「vgcreate」コマンドでボリュームグループを作成がします。

 ・論理グループ(logical volume)
  パーティションに相当するもので、実ファイルを格納する領域を指します。物理ボリュームに制限されることもなく、ボリュームグループ全体を1つの論理グループにしたり、複数に細分化して複数の論理ボリュームとして扱うことも可能です。
 「lvcreate」コマンドで論理ボリュームを作成します。

LVMに関連したディスク技術として、「RAID」と呼ばれる技術がありますが、RAIDがディスクを直接束ねるのに対して、LVMは、パーティションを束ねてグループを作成しています。論理ボリュームを柔軟に設定可能な点が「RAID」との大きな違いになります。

以上、論理ボリューム管理(LVM)についてでした。
ご参考いただけると幸いです。

■参考資料
https://www.pmi-sfbac.org/linux-lvm/#LVM
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