今回は、BLOBストレージについて簡単にご紹介いたします。
BLOBとは
Binary Large Object(BLOB)とは、データベースで用いられるデータ型の1つであり、
ビデオ、音声、画像、圧縮ファイルなどの様々な非構造データをメモリに直接格納することができる。
非構造データ
先ほど記述したものに加え、電子メール、提案書や企画書、見積書や発注書、契約書、デザインデータ、CADデータや、プレゼンテーションやワード・エクセルなどのデータのことを指します。データ単体で意味を持ち、それぞれで業務用途が異なるためデータベースでは扱うことが難しいデータの事を非構造データと呼びます。
これで何となくBLOBについては理解できたと思います。
次は本題のBLOBストレージについて説明していきます。
BLOBストレージ
Microsoftが提供するクラウド用オブジェクトストレージソリューションの事です。テキストや写真、動画などの非構造化データを、大量に格納するために最適化されたストレージ。
一般的なファイルストレージでは、ストレージに保管したデータのことをそのまま、「データ」といい、データを保管する場所を「ファイル」といいますが、
Azure Blobストレージでは、ストレージに保管したデータのことを「BLOB」といい、BLOBを保管する場所を「コンテナー」と呼びます。
BLOBストレージの利点
・HTTPやHTTPS 経由で世界中のどこからでも、ストレージ内のオブジェクトにアクセスできます。そのため、画像やドキュメント、動画、音楽などの管理・配信に適しています。
・分散処理を行うので、単一障害点が無い。
・サーバーの並列化が可能なので容易にスケールアウトが可能
・一般的なサーバーを利用できるので、低コスト
といったメリットが存在します。
自然災害などの万が一の場合に備えたり、動画コンテンツを配信したり、分析したビッグデータを格納したりと、さまざまな活用法があります。申請すれば容量など拡張もできるため、社内の状況に合わせて使用できることも大きなメリットです。
【参照】Azure BLOB ストレージ とは? (cloudou.net)
Azure Blobストレージとは?利用方法や他社ストレージサービスとの違いを解説 | システム運用ならアールワークスへ (rworks.jp)