今回は、仮想ネットワークのサイト間接続についてご紹介いたします。
	
仮想マシンを接続するためのネットワークのことを仮想ネットワークとよびます。
	
同一の仮想ネットワークに接続されている仮想マシンは、お互い自由に通信することができますが、
仮想ネットワークと社内ネットワークなどのオンプレミスネットワーク同士では仮想マシンは通信できません。
	
また、別々の仮想ネットワークの仮想マシンとは通信ができません。
	
今回は、仮想ネットワークとオンプレミスネットワーク同士の仮想マシンを通信する方法についてご紹介したいと思います。
	
仮想ネットワークをオンプレミスネットワークにつなげることをサイト間接続と呼びます。
	
サイト間接続の設定手順をご紹介いたします。
	
①仮想ネットワークに、ゲートウェイサブネットを作成
仮想ネットワークにゲートウェイサブネットを作成します。このサブネットには、仮想マシンを直接配置することはできません。
	
②ゲートウェイサブネットに仮想ネットワークゲートウェイを作成
ソフトウェアベースのVPN装置である仮想ネットワークゲートウェイをゲートウェイサブネットに作成します。
	
③オンプレミスネットワークに、VPNデバイスを導入
オンプレミスネットワークに、VPNデバイスを導入する。
	
④ローカルネットワークゲートウェイを作成
オンプレミスネットワークのアドレス範囲や、VPNデバイスのIPアドレスなどを指定します。
	
⑤仮想ネットワークゲートウェイとローカルネットワークゲートウェイを接続
2つを関連付けることでそれぞれを通信することが可能になります。
	
このほかにも、Azure ExpressRouteというプライベートな専用線を使用することでサイト間接続をすることも可能です。
	
【参照】合格対策 Microsoft認定 AZ-900 Microsoft Azure Fundamental テキスト&問題集 より