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ユーザー管理(Linux)
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投稿者: Nakamaさん
投稿日:2021/08/27 18:26
更新日:
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分類
技術
テクノロジー
Unix系サーバ
キャリア
運用・保守
投稿内容
今回は、Linuxにおけるユーザー管理とユーザ作成方法についてご紹介していきます。

PCやサーバーを操作する際には、システムに割り当てられたユーザーアカウントを利用して、操作をしています。
Linux環境では、サーバーに割り当てられたアカウントを複数人が共有して使用することができる「マルチユーザーシステム」を採用しています。

ユーザーの種類としては、管理ユーザー(root)、システムユーザー、一般ユーザーの3種類に分けられます。

・管理ユーザー(root):システム全体の管理者権限を持っているユーザー。プロンプト表記が「#」
・システムユーザー:内部でプログラム実行するユーザー。(このユーザーでログインなどはできない)
・一般ユーザー:システムを使用するユーザー。プロンプト表記が「$」

それぞれのユーザー情報は、「/etc/passwd」ファイルで管理されています。

/etc/passwdの例)
・一般ユーザー
 test:x:1000:1000:test:/home/test:/bin/bash
見方
ユーザ名:暗号化PW:ユーザID:グループID:(コメント):ホームディレクトリ:ログインシェル

・管理ユーザー
 root:x:0:0:root:/root:/bin/bash
・システムユーザー
 bin:x:1:1:bin:/bin:/user/bin/nologin

〇ユーザー作成の流れ
 ユーザー作成するには、管理者ユーザー(root)で実施します。

1.【新規ユーザー作成】
 useraddコマンドを実施します。
 ・オプション
 [-d ディレクトリパス:ホームディレクトリ指定]
 [-g ID/-G ID:プライマリグループ/セカンダリグループ指定]

 ・書式: # useradd [opt] ユーザー名

2.【パスワード設定】
 passwdコマンドを実施します。 
※useradd -pでもパスワードの設定が可能ですが、設定が困難なため一般的には、このコマンドを使用して設定します。

 ・オプション
 [-x 日数:PW有効日数を指定]
 [-l /-u:アカウントロック/解除]
 
 ・書式: # passwd [opt] ユーザー名 

3.【ユーザー情報の確認】
 正常にユーザー作成ができたか、「/etc/passwd」ファイルの中身をcatなどのコマンドで確認します。このファイルは、一般ユーザーからでも参照することができます。
 
 ・書式: # cat [opt] /etc/passwd

+α【ユーザー情報の変更】
 ユーザー情報を変更したい場合は、usermodコマンドを実施します。
 ・オプション
 [-d ディレクトリパス:ホームディレクトリ変更]
 [-g ID/-G ID:プライマリグループ/セカンダリグループ変更]
  [-l 新ユーザー名:ユーザー名変更]

 ・書式: # usermod [opt] ユーザー名
 
以上、Linuxにおけるユーザー管理とユーザ作成方法でした。
ご参考いただけると幸いです。

■参考資料
https://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/8552#section100
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