PMP(プロジェクトマネジメント)
※国際資格
おすすめ度★★★★★
◇概要
PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMP® 試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。
受験資格(以下の2点を満たす必要がある。 )
・プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験試験申込時から遡って8年以内に、一定時間以上の実務経験(大卒者:4500時間/高卒者:7500時間以上)と、一定期間以上のプロジェクトマネジメントの経験(大卒者:36か月/高卒者:60か月以上)があること。試験申込時は、これを証明する書類を提出する必要がある。
・35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講PMIが認定した教育機関による研修を35時間以上受講し、修了証明書を試験申込時に提出する必要がある。
なお、経験に関しては必ずしもプロジェクトマネージャーに限らず、プロジェクトリーダーやコンサルタント、あるいはそれに関係する立場でも構わない。
受験申請は米国のPMI本部で行うため、実務経験などを英文で入力する必要がある。そのため、ある程度の英語力を必要とする。
業務経歴書の内容が事実かどうかを判断する仕組みとして、監査制度が準備されている。
◇必要な知識
"A Guide to Project Management Body of Knowledge 5th Edition" (PMBOK® ガイド 第5版) が試験の資料として使われます。
PMBOK®ガイドの内容に加えて、多様なプロジェクトマネジメント業務を対象とした問題が出題されます。
出題分野と割合 : 以下のように出題されます。
プロジェクトの立上げ・・・13%
プロジェクトの計画・・・24%
プロジェクトの実行・・・30%
プロジェクトの監視コントロール・・・25%
プロジェクトの終結・・・8%
◇資格合格基準
非公開
◇試験時間
4時間
◇受験料
PMI会員:405ドル(再受験の場合:275ドル)
(更新:60ドル)
一般:555ドル(再受験の場合:375ドル) (更新:150ドル)
◇学習方法(書籍)
試験申し込み時に申込書に必ずチェックマークを入れること。
・200問のうち25問は、ダミーのテスト問題。
POBOKガイドをベースに出題されるのでPMBOKガイドの中身の理解が重要。
また、その上で参考書(問題集)をこなしておくことが望ましい。
【参考書】
https://www.amazon.co.jp/dp/4865751211/
◇受験申込URL
ハンドブックでは米国プロメトリック社のウェブサイトをご案内していますが、日本国内で受験される方は日本のプロメトリック株式会社のウェブサイトからも申し込みができます。
【日本版】
http://pf.prometric-jp.com/testlist/pmp/jp/index.html
◇その他
PMP資格取得後、3年ごとにCCR (Continuing Certification Requirements Program) と呼ばれるプロジェクトマネジメントの学習(研修など)の履行が求められる。学習を履行することでPDUと呼ばれる単位が取得できるが、資格維持にあたり、このPDUを3年ごとに60ポイント以上取得する必要がある。
取得できなかった場合、翌年から1年間資格が一時停止される。その間に研修受講などでPDUを過去の3年間とあわせて60ポイント以上取得できれば資格を復活できるが、取得できなかった場合はPMP資格が消失する。
◇参考URL
【公式】https://www.pmi-japan.org/pmp_license/
https://ja.wikipedia.org/wiki/PMP
https://www.itbook.info/web/%e7%9b%ae%e6%8c%87%e3%81%9bpmp/pmp%e8%a9%a6%e9%a8%93%e6%a6%82%e8%a6%81