★はじめに★
今回は、DNSレコードの中でも、個人的には重要度が高いと思われるSOAレコードについて説明したいと思います。
★SOAレコードとは★
SOAレコードとは、DNSサーバーが管理しているゾーンファイルに関する情報が記載されたレコードのことです。
SOAレコードは下記の書式で記載されています。
@ IN SOA LS3.example.com. kingmaster.example.com (
2021052903
12000
2400
567000
76800 )
では、1行目から解説していこうと思います。
@ IN SOA LS3.example.com. kingmaster.example.com (
・@が記載された場所には、ドメイン名を記載しますが、通常は@を記載します。
・INとはクラス名のことで、インターネットの略です。クラス名の後にレコード名を記載します。ここでは、IN SOAと記載します。
・LS3.example.comは、DNSサーバーのドメイン名を指しています。
・kingmaster.example.comは、連絡先メールアドレスのことです。
2行目から6行目を一度に解説いたします。
・2行目の数字は、シリアル番号のことであり、ゾーンファイルが更新されるたびに値が変更します。シリアル番号は、「年月日+ゾーンファイルの変更数」という形式で記載します。
・3行目の数字は、更新チェックの間隔のことであり、セカンダリーDNSサーバーが、プライマリーDNSサーバーにゾーンファイル情報が変更されたかどうかの確認を行う間隔です。
・4行目の数字は、リトライ間隔のことであり、セカンダリーサーバーが、プライマリーサーバーにゾーンファイルの更新情報の確認に行き、失敗した後の再度確認に行くまでの待ち時間を指します。
・5行目の数字は、問い合わせを中断する時間のことです。
・6行目の数字は、ネガティブキャッシュの有効期限のことです。
※ネガティブキャッシュについては下記URLを参照してください。
https://wa3.i-3-i.info/word12300.html
以上で、SOAレコードについての解説を終了いたします。
参考URL
https://wa3.i-3-i.info/word12285.html