データベーススペシャリスト
※国家試験
おすすめ度★★★★☆
レベル★★★★
◇概要
システムエンジニアの中でも主にデータベースの設計担当者や管理責任者、いわゆるデータ管理者(DA)、データベース管理者(DBA)を対象としている。
対象業務の概念設計や論理設計といったシステム開発の上流工程のスキルが重視されるため、DBAよりもDA向けの能力認定試験としての傾向が強い。
企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適。
◇必要な知識
午前Ⅰ:他の高度情報処理技術者試験と共通のスキルレベル3相当で、データベースとは関連が薄い「情報化と経営」、「システム監査」等も含めた全分野の問題が出題される。
午前Ⅱ:データベース関連問題(レベル4)が中心であるが、「コンピュータシステム」「情報セキュリティ」「開発技術」のレベル3も試験対象である。
午後Ⅰ・Ⅱ:1.データベースシステムの企画・要件定義・開発に関することデータベースシステムの計画,要件定義,概念データモデルの作成,コード設計,物理データベースの設計・構築,データ操作の設計,アクセス性能見積り,セキュリティ設計 など
2.データベースシステムの運用・保守に関することデータベースの運用・保守,データ資源管理,パフォーマンス管理,キャパシティ管理,再編成,再構成,バックアップ,リカバリ,データ移行,セキュリティ管理 など3.データベース技術に関することリポジトリ,関係モデル,関係代数,正規化,データベース管理システム,SQL,排他制御,データウェアハウス,その他の新技術傾向 など
◇資格合格基準
すべての時間区分で満点中の60%以上で合格
◇試験時間
午前Ⅰ:50分
午前Ⅱ:40分
午後Ⅰ:90分
午後Ⅱ:120分
◇受験料
5700円(税込)
◇学習方法(書籍)
基本的に過去問題をこなし、わからなかった箇所を参考書で理解するのが良い。(先に参考書を読んで全体像をつかむのも大事)
【参考書】
https://www.amazon.co.jp/dp/479815346X
◇受験申込URL
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_01mosikomi/_index_mosikomi.html
◇その他
下記の試験に合格又は基準点を得れば2年間、午前Iの科目免除が受けられる。
・応用情報技術者試験に合格すること。
・いずれかの高度情報処理技術者試験に合格すること。
・情報処理安全確保支援士試験に合格すること。
・いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上を得ること。
・情報処理安全確保支援士試験の午前Iに基準点以上を得ること。
◇参考URL
【公式】https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/db.html
https://www.db-siken.com/dbhani.html
https://prosheet.jp/blog/columns/8584/#i-2